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通訳者の私は、自分の子どもに英語を教えなかった

2015/1/30

日経DUAL

元英語落ちこぼれにして現在は通訳者の川合亮平さんが、憧れの人とじっくり英語学習について語り合いました。その人とは、環境ジャーナリストにして英語の同時通訳者・翻訳者でもある枝廣淳子さん。二人の前向きなエネルギーあふれる話をお届けします。

こんにちは。川合亮平です。今回、話をお伺いしたのは、環境ジャーナリスト、同時通訳者・翻訳者として様々な分野で活動している枝廣淳子さん。

彼女が普通の主婦から一念発起し、29歳にして同時通訳者になるべく英語学習をはじめた経緯や、ワーキングマザーとしての時間管理術をまとめたベストセラー著書『朝2時起きで、なんでもできる!』(サンマーク出版)が発売された2001年は、ちょうど、僕がこれまでの人生で英語を一番勉強していた時期でした。たまたま書店で見つけて、一気に読みました。枝廣さんが実践していた「朝2時に起きる」までにはならなかったものの(笑)、具体的な時間管理や英語学習のノウハウをはじめ、夢をかなえていくパワーをもらった思い出深い一冊です。

当時僕は独身で、父親でもなかったのですが、本書の中で語られる、通訳者・翻訳者である枝廣さんが娘さんに「あえて英語を教えない」という教育方針に強く共感して、そのことはずっと頭に残っていました。それから十数年たち、「子どもと英語」に少なからず関わる父親として、枝廣さんに直接お話を伺う機会に恵まれました。

そして、以前に読者として抱いた感動を上回る感動を、今回のインタビューで味わいました。頭は冷静で心は熱い、そんなバランス感覚に優れた枝廣さんが語る、子ども、英語、そして未来をお届けします。

枝廣淳子さん。東京大学大学院教育心理学専攻修士課程修了。2年間の米国生活をきっかけに29歳から英語の勉強をはじめ、同時通訳者・翻訳者となる。執筆、講演、コンサルティングなど、環境を軸に伝えることで変化を創り、「つながり」と「対話」でしなやかに強く幸せな未来の共創をめざす。主な著訳書に『朝2時起きで、なんでもできる!』『不都合な真実』等多数。日経ウーマンの「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2004キャリアクリエイト部門」を受賞

■小学校低学年から「PDCA」を習慣化

川合亮平(以下、川合):ベストセラーになった『朝2時起きで、なんでもできる!』シリーズ(1~3、第1巻は2001年刊)は、当時、保育園と小学校に通っていた娘さんたちと一緒に夜8時に寝た後、午前2時に起きて自分の時間を作ることで枝廣さん自身の仕事ができるようになり世界が広がった、というストーリーが軸になっていました。今もそのライフスタイルなのですか。

枝廣さんの著書、『朝2時起きで、なんでもできる!』シリーズ

枝廣淳子(以下、枝廣):はい、今も基本的にはそうしています。夜どうしても仕事などが入る場合もありますが、夜8時に寝て朝2時に起きるというのが自分にとって一番幸せなスタイルです。もちろん、子ども達はもう8時に一緒に寝てくれませんけどね(笑)。

川合:お子さんたちが小学生だった頃の接し方で、気をつけていたことはありますか。

枝廣:例えば、1回1回のテストの結果は、私は全然気にしませんでした。娘がテストを持って帰ってくると、すぐに裏返して、裏紙として使えるかどうか確かめていたくらいです。大切にしていたのは、何かをやりたいと思ったときに自分で進んでいける力、いわゆるPDCAの力です。

川合:PDCA、つまりビジネスでいうところのPlan(計画)―Do(実行)―Check(評価)―Act(改善)サイクルのことですね。

枝廣:そう、その力を育むのが、親が子どもにしてあげられる最大のことだと思っていました。子どもが何かを自分でやろうと思ったとき、どうやってやるかを自分で考えて、やってみて、やってみた結果どうだったか、そしてその振り返りを次に生かす、というPDCAサイクルです。

例えば、子どもが点数の悪いテストを持って帰ってきたとき、「何をやろうと思って勉強した?」「それをやってみてどうだった?」と聞くんですね。そうすると、「考えた通りやったけど、考えたことの的が外れててダメだった」とか、「考えたことは合っていたけど、それが十分にできなかったからテストの点数が悪かった」というようなことがわかるんです。だから、点数をどうこう言うのではなく、子どもに「振り返り」をさせていました。

そんな問答を小学校の低学年から何度もやっていると、その思考回路が子どもの中に定着していきます。何をする場合にも、計画して、やってみて、振り返って、次に生かす、という手順を自分で踏めるようになってくるんです。高学年になったころには自分で考えられるようになって、私はそれを聞いて「じゃあ、頑張ってね」と言うだけになっていました。テストの点数でギャーギャー言う必要もなく、非常に平和で楽でしたよ(笑)。

川合:親が見るのは、勉強そのものではないということですね。

枝廣:親が教えるのは内容そのものではなく、勉強の仕方。それを教えるのが大切だと思っています。だって、今の子どもが大人になるころには、親だって知らない新しいことがどんどん出てきて、それを自分で学んでいかなければいけませんからね。今、長女は社会人、次女は大学生ですが、2人とも「勉強の仕方」は身に付いていると思っています。

■3歳の娘の英語力をキープする必然性を感じなかった

インタビューする川合亮平さん

川合:枝廣さんが29歳で同時通訳者を目指して英語学習を開始したのは、だんなさまの仕事で一家で米国に2年間滞在したのがきっかけですよね。下のお子さんはご帰国後に生まれていますが、上の娘さんはアメリカのデイケア(託児所)で過ごす時間も長く、英語に慣れ親しんだと伺っています。

枝廣:米国に連れていったとき、長女は7カ月で、帰国したときは3歳になっていました。彼女は英語を話すようになっていて、発音も家族の中では一番よかったですね。

面白かったのは、長女は、託児所にいるときは、お友達と流ちょうな英語で会話しているんですが、私にはわざと日本語なまりの英語で話すんですよ(笑)。そんな器用なことができるくらい、このくらいの年代の子どもは耳がいいんだなぁと思いました。

川合:帰国後、そんな娘さんの英語力をあえて維持・向上しようとしなかったのには、何か理由があるのですか。

枝廣:帰国すると当然、100パーセント日本語の環境に順応しないといけないですよね。だから、米国と同じような環境を日本で与えられるならともかく、家で1~2時間だけ英語で話しかけるというように中途半端に英語を引きずることが、彼女にとってプラスになるとは思わなかったのです。帰国後1カ月で英語は見事に忘れていましたが、彼女の人生にはそれでいいと思いました。

私自身が29歳から英語学習を始めて英語ができるようになったので、本人がやりたいと思うときにやればいいと思っています。それが、語学習得の一番の近道だと思いますしね。それに、当時夫も「家で英語を話すなんて、僕が胃かいようになる」って言ってましたから(笑)。

■英語学習は何歳でもやりたいと思ったときが始めどき

川合:親が押しつけるのではなく、本人のやる気を尊重するということですね。

枝廣:子どもに英語を早くから学ばせたいと親が思うのは、幼いころの吸収力が高いからとか、耳がいいから、という理由だと思うんですが、私は自分の経験から「英語ができるようになるのに年齢は関係ない」と思っているんです。

だから、娘が3歳で帰国した後も英語の学習を続けないのは「もったいない」とは考えなかったですね。35歳でも60歳でも本人がやりたいと思ったときに始めればいいと思います。

もちろん、遅くから英語学習を始めると勉強量が増えることはありますが、一方で、動機付けがあいまいなままダラダラ学習をするよりも、しっかりした動機があるなかで集中して学習するほうが絶対身に付くと思っています。

川合:僕もそう思います。英語学習で大切なのは、「時間×集中力」だと思っていますので、しっかりした動機に裏付けされた集中力さえあれば、むしろ時間を短縮できるとも思っています。

枝廣:そうですね。あとは、先ほど話題になった「勉強の仕方」が身に付いていれば、年齢に関係なく、学習の最短コースを自分で選べると思います。

例えば大学生が「英語の勉強をしよう」と考えて英会話学校に行ったりしますが、あれは基本的には受け身の勉強なんです。英会話学校に行くのはいいけれど、自分でまず学習の設計をしてから、英会話学校を「使う」ようにならないとダメだと思います。自分の主体性を持たないと、上達しないまま、英会話学校にとって「いいお客さん」になってしまいます。

■英語学習に使うお金を「ためておく」のはどうか

川合:学習を設計して子どもを英会話学校に通わせている親はあまり多くないかもしれません。その場合、それは無駄なことだと思いますか。

枝廣:無駄だとは思いません。投資に見合う効果が得られるかどうかは別にして…。

子ども時代に英会話学校に通うだけで英語がペラペラになるとは思いませんが、例えば、子どもが楽しんでいるならそれはそれで意味があると思います。英語に対する心理的なハードルを下げることにもなるだろうし、もちろん、ある程度の単語やフレーズは覚えるでしょうし。将来的に、「英語をやろう」と本人が思う可能性も高まると思います。

川合:逆に、楽しんで通えてない場合は、むしろマイナスに働くケースもあると思いますか。

枝廣:あるでしょうね。英語がトラウマになっちゃったらかわいそうですよね。長い目で見て、子どもの英語教育にお金をかけるのは間違ったことではないと思っています。

ただ、小さいときから薄く長く、週1回の英会話学校に通わせるという形で使うのか、そのお金はためておいて、子どもがある程度大きくなって本人がやる気になってから、ガッツリまとめて留学資金として使うのか、それはお金の使い方の問題です。

また、英会話学校に子どもを通わせるだけで国際人になれるとは、間違っても思わないほうがいいです。それは親の気休めだと思います。英語ができれば国際人になれると思っている人が少なくありませんが、それはイコールではありません。

■20~30代なら、子どもよりも自分が英語を学ぶべき

川合:ご自身も29歳のときから始めた経験上、英語学習をスタートするのに年齢は関係ない、やる気になったときが英語学習の始めどきだということですが、一方、働く親からは、「英語をやらないといけないのは分かっているが、差し迫って必要性もないので、やる気にならない」という声をよく聞きます。それでも、英語を学ぶべきだと思いますか。それとも、やる気が出ないなら別にしなくてもよいのでしょうか。

枝廣:50代以上の人に対しての答えは違ってきますけど、20~30代の人だったら、子どもよりも先に、自分自身にとって英語が必要となる可能性は高いと思います。

そうした人たちは「いずれ子どもの時代には必要になるだろう」と思って、子どもに英語を習わせている人もいるでしょう。でも、英語が必要な時代というのは、気づいていないだけで、実はもう来ているのです。

だから20~30代だったら、子どもに投資するのもいいけれど、それより先に自分に投資するほうがいいんじゃないですか。知人などの話を聞くと、本当は自分が英語をやらないといけないと分かっていても二の足を踏んでいて、その思いを子どもに押し付けて、子どもに英語を習わせている親も少なくないのかな、と思います。

最近私が監訳を手がけた『アル・ゴア 未来を語る 世界を動かす6つの要因』(邦訳KADOKAWA/角川マガジンズ刊)という本があります。これからの世界を形づくっていく6つのトレンドを説明していて、その1つが、「これまで以上にグローバル化が進む」ということです。

それを考えたときに、もちろん、英語を必要としないまま日本で一生を終える人も、ある一定の割合で必ずいますが、英語を話せたほうが道が開ける確率がどんどん高くなってくると思います。逆に言うと、英語ができないことが、自分の未来を狭める要因になってくる可能性は低くないでしょうね。

■「ビジョン」こそが英語学習のカギ

川合:英語がいかに大事か分かっていても、今差し迫って日常的に英語が必要ない場合だと、自分にやる気を出させるのは結構大変だろうなと思います。

枝廣:そうですね。「ねばならない」だけではなかなか進めないので、ビジョンと仕組みを作る必要があると思います。

まず一番大切なのは、自分の英語の勉強の先のビジョンをハッキリさせることです。ビジョンのない英語学習は、「ただ素振りさえしていれば、野球がうまくなる」と思っているのと一緒ではないでしょうか。

英語を勉強すると一口に言っても、色々な目的がありますよね。例えば、ネットで自分の興味のある情報を英語で読みたいのか、仕事でお客さんと英語で話したいのか。大きく分けて、話したいのか、聞きたいのか、読みたいのか、書きたいのか。どうなりたいというビジョンがあれば、そこに向けてどんな勉強をすればいいのかが見えてきますよね。自分に必要な勉強と、必要のない勉強も見えてくる。英語の読み書きを上達させたいのなら、聞くことと話すことの勉強に時間を割くことはないですよね。

川合:例えば、僕はたまに「英語でインタビューができるようになるにはどうすればいいですか」と聞かれることがあるんですが、そのような願望に近いものも「ビジョン」でしょうか。

枝廣:もちろんです。「3年後に英語でインタビューしている自分」というふうにビジョンを決めて、学習を自分で設計するといいんです。そのビジョン達成のために実践で話す練習が必要、ということなら、英会話学校も使えると思います。

ビジョンを明確にしたら、次にそのビジョンを達成するための仕組みを作るのです。まず「時間をどう作るか」。その次に「その時間をどう使うか」。英語の勉強でやることを決めて、少なくとも1週間なり、1カ月なりやってみて、終わったら振り返って軌道修正する、という具合にPDCAサイクルを自分で回していくのが「仕組み」です。

私の知り合いは、夜ではなく、朝会社に行く前に30分程度Skypeを使って英会話のレッスンを受講しているそうです。「毎朝起きたらすぐに30分レッスンする」という彼女なりの仕組みですね。自分なりのビジョンを達成するためには「何をする必要があるのか」を常に考えて仕組みを作るといいでしょう。

■英語学習に励む親は、子どものよい見本

川合:先ほどの例ならば、英語でインタビューできるようになるには、まず、英語で相手の言ったことを理解できるようになる必要がありますよね。

枝廣:そうです。それなら、朝のSkypeレッスンもインタビュー形式にしてもらうんです。先生を相手に、インタビュー練習をするわけです。

川合:ビジョンがあると、Skypeのレッスンを効果的に使えるようになるわけですね。

枝廣:その通りです。自分で何も考えずに、お金だけ差し出して「英語を話せるようにしてください」というのでは身に付かないと思います。それに、忙しい中で時間をやりくりして自己研磨に励む親の姿を見せることが、子どもにとって一番いいい教育になるとも思います。

■これからは「差し出す英語」が必須だ

川合:子どもに英語を学ばせたいと親が考えるのは、自分はもう間に合わないかもしれないけれど、子どもには国際人になってもらいたいという願いが込められているように思います。日々、グローバルな舞台で英語を日常的に使っている枝廣さんから見て、これからの時代、求められる「国際人像」とはどのようなものなのでしょうか。

枝廣:私は日本以外の国で開催される国際会議に出る機会が多いのですが、日本人はほとんどいないんですね。そういう場所で大事なことがどんどん決まっていく。それは日本という国にとっても、日本の企業にとってもすごくマイナスで、かなり機会喪失をしているのです。が、そういう危機感を持っている人が日本にはあまりいない気がします。

日本人が英語の学習や教育について考える際に、海外の情報や考え方などを輸入する、受け取るための英語という意識が強いように思います。ですが、これから必要なのは差し出すための英語だと思っています。日本はこう考えている、こう思う、と海外に向けて発信できる、対等に議論するための英語です。

■親子で「議論する力」を付けていこう

川合:本当の意味で国際人を目指すなら、まずは自分の意見をしっかり述べるメンタリティーを培う教育が大切だということですね。

枝廣:それはとても大切です。例えば、国際会議などで非常に激しい議論をしていた2人が、休憩時間になると、仲良くコーヒーを一緒に飲んでいるというような光景は普通にあるんです。アメリカで「Hard on facts, Soft on people(議題については厳しく、個人に対してはソフトに)」という言葉を学んだのですが、それが、理想的な議論のあり方です。

日本人の場合、自分の意見を否定されると、人格まで否定されたように感じる人が多いのではないでしょうか。だから、自分の意見を言わない、ちゃんとした議論ができない社会になっているんです。

これは大人にとっても難しいことですから、子どもにも難しいことだとは思います。ただ、ちゃんと相手の意見を聞いて、そして自分の意見をもちゃんと言うということは、親子の間でもトレーニングできます。親が一方的に押し付けるのではなく、「お父さんはこう思うよ、キミはどう思うの?」というように話しかけることで、対話する力というのは家庭でも鍛えることができます。

■子どもに100%向かい合うことが国際人へと通じる

川合:僕は毎日の忙しさにかまけがちで、ともすると子どもとちゃんと向き合えていない気がするのですが、そんな人たちへのアドバイスはありますか。

枝廣:わかります。だから私は「今はあなたのことを100%聞いているよ」という時間をわざわざ分けて取っていました。

長い時間が必要なわけではありません。時間の長さではなく、親の集中力が100%子どもに向かっているということがとても重要です。そういう意味で、親がスマホなどに集中力を奪われがちで子どもと対話不足になったりしては危険だと思います。

川合:その子が将来、国際人としての資質を身に付けられるかどうかのカギは、親子の対話の時間にありそうですね。

枝廣:英語ができれば国際人になれると思っている人が少なくありませんが、それはイコールではありません。私が思う国際人の要素というのは、自分の意見がちゃんと言える、人の意見をちゃんと聞ける、多様な意見を受け入れて議論ができる、日本の狭い社会のことだけではなく、世界各地の出来事に関心を持つ感性がある、日本での論調だけではなく、世界での論調も一緒に考える力がある、情報収集力がある、そしてビジョンに常に立ち返る能力がある…などたくさんあり、英語力というのはその中の1つにすぎないということです。

私がとても大切にしていることに、何かを共に創っていく「共創」という概念があります。いくら英語だけペラペラしゃべれるようになっても、基本的に人の意見を聞けない、自分の意見をちゃんと言えないのでは、国際社会での「共創」の輪には加わっていけません。

川合:最後に、今の小学生の子ども達へメッセージを送るとしたら、どんな言葉を投げかけますか。

枝廣:「世界は変えられる」ですかね。これから、地球温暖化も深刻化していくし、金融ショックもまた起こるかもしれないし、日本は人口が確実に減っていくし、東京五輪後の日本経済の先行きは不透明です。そんななか、悲観的になる子どもがいても不思議ではないと思うんです。「どうせ…」という無力感に襲われるかもしれない。だけど、だけど、世界は変えられるし、変える力をキミたちは持っている、一緒に変えていこう、ということを一番伝えたいですね。

………………………………………………………………………………

いかがでしたでしょうか。僕自身、お話を伺った後、子どもと100%の集中力で向き合う時間を作るよう、意識するようになりました。これまで、いかに何かしながら接することが多かったか、ということですね。

また、より俯瞰(ふかん)で子どもの様子を見守り、周りに流されるのではなく長期的な視点に立つことで、子どもに無理強いしたり、ヤキモキしたりといったことも少なくなると思いました。

親が見るべき点は「今」のテストの点数や英語力ではなく、将来的に、その子が自分でテストの点数を上げたり、英語力を高めていける考え方や仕組みを育んであげたりすることなのだと、改めて思いました。枝廣さん、どうもありがとうございました。

川合亮平
「英国」と「イギリス英語」をキーワードに、通訳者、翻訳者、インタビュアー、ライター、コーディネーター、企業研修講師として、東京とロンドンをベースに活動するフリーランサー。三児の父(子どもは現在、ほぼ日英バイリンガル)。元英語落ちこぼれ。20歳から日本で英語独習を開始。現在は公私で英語を使用し、たまにイギリス人と間違われることもある。肩書は多岐に及ぶが、本人は「お父さん」と呼ばれるのが一番しっくりくると思っている。
【公式ブログ】「イギリス英語LIFE」http://ryohei-kawai-uk.net/wp/

[日経DUAL 2014年12月25日付の記事を基に再構成]

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