女性の活躍推進「職場で感じる」4割、夫の協力道半ば日経ウーマノミクス会員調査

女性が能力を十分に発揮できる環境は整ってきたのか。これからどう働きたいのか。日本経済新聞社は7日、女性の活躍を支援する「日経ウーマノミクス・プロジェクト」の会員向けセミナーと交流会を東京都内で開催した。参加希望者に事前に実施した、働く意識などについての調査(有効回答数1026)をもとに、働く女性の本音に迫った。
パネル討論で○×で意見を示す参加会員ら(7日、東京都港区)

調査では、女性の活躍推進を後押しする職場の環境はまだ十分とはいえないものの、自分の能力を生かし、責任ある立場で働きたいと考えている女性が多いことがわかった。

自分の職場や会社が女性の活躍推進に動いていると「感じる」と答えた割合は40%だったのに対し、「感じない」は45%に上った。仕事で自分の能力が最大限生かせていると「思わない」人は39%で、「思う」と答えた32%を上回った。

管理職になりたいですか

一方で、10年後の働き方について、33%の人が「今の会社・組織で着実に昇進・昇格していたい」と回答した。

将来管理職につきたいという回答も44%いて、多くの女性が責任ある仕事を担いたいと考えていることがわかった。

女性の活躍推進、職場で感じますか?

【感じる】

野上容子さん

野上容子さん

女性活躍推進チームがある。結婚・育児が理由の退職率も下がっている(金融・証券・保険、35歳)

○子供手当て制度の開始など、活躍推進の取り組みの必要性を社長自ら全社へ伝えている(コンサル・会計・法律関連、27歳)

○産休・育休を普通に取得できるようになった。取得者に対する態度・対応も嫌みがない(自動車・輸送機器、33歳)

○自分が女性初の次長に抜てきされた(電気・電子機器、49歳)

○産休明けの扱いが、より常勤に近くなった。病児保育も充実した(医療、33歳)

【感じない】

○男性主体の長時間労働が当たり前という社風は簡単に変わらないと感じる(素材、30歳)

○いまだに事務職を「うちの女性」と呼び、営業職を「営業マン」と呼ぶ(卸売・小売業・商業、38歳)

○総合職女性がまだ少なく、結婚を機に退職する人も多い(金融・証券・保険、28歳)

○昇格するのは仲間づくりのうまい一部男性社会の人、という感がぬぐえない(その他、56歳)

松本香里さん

【わからない】

松本香里さん

育休を部署で初取得。復帰後の働き方は手探りになりそう(情報処理・SI・ソフトウエア、31歳)