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「ひとり旅」で、危険や失敗を防ぐヒント 「おひとり力」養成講座

2014/10/3

実は私・牛窪も、ひとりでシンガポールに“プチ留学(2週間ほど)”する直前、フェイスブックに「行きます」「誰かいい店を知りませんか?」とアップしました。すると、懐かしい友人が転勤で現地に住んでいたり、やはり知り合いを紹介してくれたりして、不安だった“海外おひとり旅”が一転、楽しめる空気に。

穴場のレストランやショッピング情報まで入手でき、ガイドブックよりよほど役立ちました。見ず知らずの相手にいきなり「現地案内」を頼むのは不安もありますが、知人経由で万全の注意を払えば安心。心強い味方になってくれるでしょう。

一方、「旅先でひとり、ホテルや旅館に泊まるのが怖い」と話す女子もいますが、これもちゃんと気を付ければ大丈夫。

9h(ナインアワーズ)

A子さんやB子さんも、次のような工夫で、おひとり旅の不安を払拭していました。 A子さんが泊まったのは、09年12月、京都・寺町に開業した「9h(ナインアワーズ)」(http://ninehours.co.jp/)。「汗を洗い流す」「眠る」「身支度する」という3つだけに特化したオシャレなカプセルホテルで、エレベーターから「男女」の動線が別々。もちろん、ベッドがあるのは「女性専用フロア」です。そのベッド自体も、宇宙船のカプセルのようでありながら、ふかふかの“繭”に包まれる感覚。

隣りの音は、多少気になったそうですが、「それが逆に、安心だった」とA子さん。「広いホテルでポツンとひとりで寝ていると、誰か男性が入ってくるかも、と思って怖い。でも女性だけのフロアなら安心だし、みんなでつながってるような安心感もある。もちろん、安い(1900円~)のも魅力です」

他方、B子さんの工夫は、旅先に小さな「防犯トラベルアラーム(TA10)」(Asmix)を持っていったこと。蛍光色のカワイイ携帯用で、一般的な防犯アラーム以外に「人感センサー」もついたアラームです。

東急ハンズ渋谷店・防犯グッズ担当の本藤善朗さんも、「ホテルにひとりで泊まるのが不安な女性にオススメ」だと言います。

「『もし寝ている間に、誰かが入ってきたら』と不安な場合は、就寝時に人感センサーを入口や窓に向けてセットしておくといい。侵入者の動きを察知して、大音量のアラームが威嚇する仕組みです」

このほか、ひとり参加限定の旅を展開する、クラブツーリズム(東京都新宿区)は、不定期で「ひとり旅説明会」を実施。まずこういう会に出て、ひとり旅の魅力や注意ポイントを知るのも、いいかもしれませんね。

女性のひとり旅も、ちょっとした工夫で、寂しさや危険回避に努めれば、きっと旅を楽しめることでしょう。皆さんの、意外な“おひとり力”にも、気づけるかもしれません。

牛窪恵(うしくぼ・めぐみ)
マーケティングライター。インフィニティ代表取締役。財務省財政制度等審議会専門委員。1968年東京生まれ。日大芸術学部映画学科(脚本)卒業後、大手出版社に入社して編集、PR担当後、転職し、2001年に起業。トレンド、マーケティング、小売流通、ホテル、旅行関連などをテーマに執筆、講演を行う。テレビ番組のコメンテーターも務める。主な著書に『男が知らない「おひとりさま」マーケット』『独身王子に聞け!』『ただトモ夫婦のリアル』(いずれも日本経済新聞出版社)ほか。13年、経済産業省「ダイバーシティ経営企業100選」サポーターに就任。公式ブログ「牛窪恵の気分はバブリ~♪」

[nikkei WOMAN Online 2013年9月14日付記事を基に再構成]

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