安く購入するならスピンドルケース入り

次に、量販店の店頭やネットショップで光ディスクを選ぶときのポイントを説明しよう(図9)。

まずは、安く買うための方策だ。現在、どの種類のディスクも1枚単位で購入することはほぼできない。量販店やネットショップでは5枚、10枚、20枚、50枚といった単位で販売されているのだ。当然ながら、枚数が増えると単価が下がる。スピンドルケースの50枚入りとプラスチックケースの10枚入りを比べると、同じ製品なのに1枚当たり半額以下で買える製品もあった。いずれ使い切るのなら、枚数が多いスピンドルケース入りを買うのが断然お得だ。

図9 光ディスクを安く購入したければ、20枚、50枚、100枚といった多くの枚数が入ったスピンドルケース入りを選ぶと単価が安くなる。録画用が安いときは、それをデータ用に転用してもかまわない。レーベル面に印刷したければ、「インクジェットプリンター対応」などと書かれたディスクを選ぼう

また、家電のブルーレイ・DVDレコーダー用に、「録画用」と書かれたディスクが販売されている。これは、デジタル放送で用いるコピー制御方式「CPRM」に対応している。しかし、ディスクの構造自体は同じなので、もし安価な製品を見つけたら、それをパソコン用に使ってもよい。

なお、ディスクには「インクジェットプリンター対応」「プリンタブル」などと表記された製品がある。こうした製品は、レーベル面が真白になっており、ディスク印刷に対応したプリンターでレーベル印刷ができる。

寿命はディスクの保管方法で決まる

光ディスクは長持ちするのが特徴で、数十年は持つといわれる。しかし、それは保存状態が良い場合のこと。せっかく保存したデータを消滅させないためには保管方法も重要だ(図10)。

まず、レーベル面に文字を記入する場合は、ペン先の柔らかいフェルトペンを使う。データの記録層が傷付くことがあるので、ボールペンのようにペン先が鋭いものを使ってはいけない。

ディスクは、購入したときに入っているプラスチックケースに入れ、立てた状態で冷暗所に保管するのがよい。

スピンドルケース入りの製品はどうするか。実は、スピンドルケースに入れたままでも悪くはない。というのは、多くの製品では、ディスク内周部が少し厚くなっていて、重ねるとディスク間に隙間ができる構造になっているからだ。ただし、ディスクを横に向けて保存することになるので、ディスクの反りという面ではやや心配がある。

図10 光ディスクのレーベル面に文字を書くときは、ペン先が柔らかいフェルトペンを使う。ディスク購入時に付いてきたプラケースやスピンドルケースに入れて冷暗所に保管すればよい。ただし、直射日光に当てたり、BDを不織布カバーに入れっぱなしにしたりするのはよくない

避けたいのは、ディスクに直射日光を当てたり、高温多湿の環境で保管すること。また、BDを不織布カバーに入れて保管するのもよくない。BDは記録層のカバー層が薄く、不織布の凹凸が転写する危険があるからだ。CDやDVDも、不織布カバーでの保管は避けるのが無難だ。

(ライター 岡野幸治)

(日経PC21 2014年10月号の記事を基に再構成)

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