アコギ系のヒットが続出

6位には、瑛人がランクイン。昨年はメジャーデビューも果たし、ブレイクの年に。『香水』はストリーミングの累計数が2億回を突破し、「ストリーミングランキング」で2位に入る。瑛人や優里のように、アコースティックのサウンドを得意とし、TikTokにカバー動画が多数上がったことがヒットのきっかけとなったアーティストは、11位以下にも複数いる。

ビルボードジャパンの、CD、ダウンロード(DL)、ストリーミング(STRM)、ラジオ(R)、ルックアップ(LU)、ツイッター(TW)、ミュージックビデオ(MV)、カラオケ(K)の8指標からなる「アーティストランキング」から、男性ソロシンガーを対象にランキング。各指標の数字は、「アーティストランキング」全体における順位。集計期間は、2019年12月30日~21年6月27日

13位のもさを。は、女性目線のラブソング『ぎゅっと。』で注目を集める非顔出し系のシンガー。14位の川崎鷹也は、ディズニーの『アラジン』がモチーフの純愛ラブソング『魔法の絨毯』(18年)がロングセラーとなった。サビで「♪愛しているMyra~」と歌う失恋ソング『Myra』で注目のTani Yuukiも16位に。

また近年、若者たちの間で盛り上がりを見せるジャンルのヒップホップ系も3組が入った。11位のラッパーRin音は、『snow jam』が「ストリーミングランキング」で7位に入るほどのヒットとなり、昨年末には日本レコード大賞新人賞を獲得。17位のラッパーの空音は、『Hug feat. kojikoji』が「ストリーミングランキング」で14位に。21位の¥ellow Bucksは、ラッパーオーディション番組で優勝した、名古屋を拠点に活躍するラッパーだ。

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後編「男性ソロのストリーミング トップ30に4曲入った2人は」ではストリーミングの再生回数、CDシングルとCDアルバムのセールスから男性シンガーの人気を分析する。

(ライター 臼井孝)

[日経エンタテインメント! 2021年9月号の記事を再構成]