――もう1足、定番のスニーカーであるコンバースのハイカットですが、安藤さんならどんな着こなしを考えますか。

安藤「カラーは白とブルー。パンツは白っぽいチノパンをロールアップして、横じまの靴下を見せましょう。ベルトはコンバースと合わせて黒。ジャケットは今風にブルーのワークジャケットでシャツを合わせる」

コンバースに合わせたブルーの横じま靴下で攻める。最初はシャツをインナーにしていたが、石津さんの提案で白Tシャツにして、首に巻物もプラス。新鮮な遊びスタイルだ

石津「ワークジャケットの中はシャツよりもTシャツだな。白Tは持ってきていないの? (安藤さんが着替えたのを見て)襟ぐりが少しよれているね。開きすぎるとだらしなく見えちゃうから、首元に巻物があるといいね。(安藤さんがスカーフを首に巻くと)さっそうとして見える。すごくよくなったよ」

服装の決まり事 自分なりに進化させるのがおしゃれ

――最初はジャケットにチーフを入れていた安藤さんですが、石津さんのアドバイスでやめましたね。チーフがお好きですか。

安藤「大好きです。靴下で遊ぶっていいますとね、僕がよくするのが、靴下をチーフにしちゃうことなんです(と、横じまの靴下を胸ポケットに入れる)」

――靴下をチーフに?

安藤「そう。チーフ代わりになりそうだな、と思ったら、同じような靴下を2足分買って、靴下と合わせて胸ポケットに入れて。『靴下とチーフがおそろいなんですね』と気づいてくれたら、じゃあ、あげるよ、と」

――それはウケ狙いではなく?

安藤「違うんです。自分で考えた靴下遊びです」

石津「そのくらい遊んでも面白い(笑)。男性の服は『~ねばならない』トラッド時代は終わりました。トラッドを知り、『~ねばならない』を自分の経験でどう進化させるのかを競う時代なんです。安藤さんのようにね」

――最終回となる3回目は「NGの靴下」。これはナシという柄やルール違反のはき方を考えます。

(聞き手はMen's Fashion編集長 松本和佳)

石津祥介
服飾評論家。1935年岡山市生まれ。明治大学文学部中退、桑沢デザイン研究所卒。婦人画報社「メンズクラブ」編集部を経て、60年ヴァンヂャケット入社、主に企画・宣伝部と役員兼務。石津事務所代表として、アパレルブランディングや、衣・食・住に伴う企画ディレクション業務を行う。VAN創業者、石津謙介氏の長男。

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