希望する話が向こうから飛び込んでくる法則

長らくエグゼクティブサーチや人材コンサルティングに従事してきて、「その人の『やりたい』情熱」ほど強いものはないと実感しています。念ずれば全てが必ず通じるとは言いませんが、その人の「やりたい、やりたい、やりたい」熱がある限り、それとできること・可能性の掛け合わせをあれやこれやとし続けて、結果として、やりたいことの円の中にあることに到達する人がほとんどです。

逆にそこへ到達しない人は、少し冷たい言い方をすれば、結局はそれほど何としてもやりたいことではなかったか、あるいは、実は自分が本当にやりたいことが明確ではなかったかのいずれかです。

「やりたいこと」と「できること」の解像度が上がっていると、何が良いのか。

あなたの「やりたいこと」と「できること」の解像度が高いということは、平素からあなたの周囲の人たちの多くが、あなたは何がやりたくて、できる人なのかを理解している状態であるということです(「人物コンテンツ力」高×「人物情報流通力」が高の状態)。

その場合、知人・友人たちが何かあなたの強みややりたいことにまつわることに遭遇した際、あなたのことを思い出します。「そうだ、ちょうどこの件をやりたい・できると言っていたな」。こうしてあなたのところに、思わぬありがたい声がけがやってくるのです。

この事象が発生するのは、主に社外の知人・友人や取引先などです。もちろん社内の利害関係を超えた同期や先輩からも社内スカウトは起こります。あるいは外部での機会がもたらされることもあり得ます。しかし、一般的には「近すぎない」程度の知り合いから、目の前の仕事とは異なる情報・ご縁がもたらされます。

それら社外の人たちに、自分が何がやりたくて、できるかを伝えておくことで、直接それらの人たちから「こんな話があるよ」と声がかかったり、我々ヘッドハンターが「誰か良い人いませんか」と探しているという話が伝わって、我々につながったりするということが実際によくあります。

実は私自身、そういった経験の持ち主です。前々職のスタートアップの役員時代に、「エグゼクティブサーチビジネスの新しいモデルを考えている、やりたい」と周囲に話して回っていました。すると、そのビジネスに関連する事業立ち上げのため、当時、グループ会社に出向していたリクルート時代の先輩から「だったらうちで一緒にやろうよ」とスカウトされたのが同社に転職した経緯でした。

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「やりたいこと」「できること」の解像度の上げ方