スマホなくしたら 「探す」機能とパソコンで場所特定
忘れ物防止&紛失トラブル解決(下)
紛失トラブルを解決する技を解説する連載。最終回は紛失したスマートフォンを見つける方法を解説する。
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今の時代、スマホを紛失するのは致命的だ。日ごろから紛失に注意するとともに、万が一に備えすぐ発見できる手を講じておく必要がある。
紛失時に利用するのはスマホ本体の「探す」機能。これを使うと音を鳴らしたり、地図上に現在地を表示したりできる。さらに、ロックをかけていないスマホにパスワードを設定したり、スマホを初期化してデータの流出を防いだりすることも可能だ(図1)。
探す機能はiPhoneとAndroidのスマホ、どちらのOSにも標準搭載されている(図2)。正常に動作させるには、同機能をオンにすることはもちろん、スマホの電源が入っていることが必須条件。さらに全地球測位システム(GPS)の利用などの条件を満たしていれば、紛失後すぐに探すと、発見できる可能性が高い。
パソコンから現在地を確認
探す機能の利用手順を見ていこう。まずiPhoneの場合。ホーム画面から「設定」を開き、一番上に表示されるユーザー名をタップ。開くメニューで「探す」へ進むと、同機能を有効にできる(図3)。
Androidも「設定」を開いてから、「Google」項目内の「デバイスを探す」を有効にする(図4)。アカウントにサインイン済みで、GPSの利用も有効にしている人が多いと思われるので、準備作業はこれだけだ。
続いて探し方。スマホを探すには、パソコンなどを利用する。ブラウザーを起動して、iPhoneならAppleのクラウドサービス「iCloud」にアクセスし、自分のApple IDでサインインする(図5)。すると地図上に利用しているiPhoneの現在地が表示される(図6)。近くにあるとわかれば音を鳴らして探し、どこかに置き忘れたなら紛失モードを実行する(図7)。
Androidの場合もパソコンのブラウザーで現在地を確認し、音を鳴らして探したり、遠隔ロックをかけたりできる(図8)。
(ライター 原如宏)
[日経PC21 2021年10月号掲載記事を再構成]
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