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フォルダーの表示を活用する

リボンの「表示」タブには、ウインドウの表示に関連する機能が並ぶ。ここには、アイコンの大きさや表示方法を変える項目が含まれている(図7)。

図7 リボンの「表示」タブでフォルダーのアイコンの表示方法を切り替える(1)。選択欄の右にある「▲」「▼」ボタンで別の項目も出る。「詳細」と「大アイコン」の表示のみ、ウインドウ右下のボタンでも選べる(2)

サムネイル(縮小表示)を見ながら写真ファイルを整理する際には「特大アイコン」(図8)、ファイル名や保存日時などを確認しながら整理する際には「詳細」表示が便利だ(図9)。

図8 「特大アイコン」を選ぶと、画像のサムネイルを大きく表示できる。いつもより細部が見えるので、写真の比較や整理といった作業に活用できる
図9 「詳細」表示は、ファイル名や保存日時、ファイル形式などが一覧表形式で表示される。これらの情報を基にファイルを整理する際に便利だ

「表示」タブはファイルの並べ替えにも使える(図10)。「詳細」表示の場合は、リボンを使わず、ファイル一覧の最上段にある見出しをクリックするだけでも並べ替えの基準が変わる(図11)。同じ見出しをクリックすると、並びの昇順と降順が切り替わる。

図10 リボンの「表示」タブで「並べ替え」をクリックすると(1)、ファイルの並び順を変更できる(2)。昇順/降順の切り替えも可能(3)
図11 「詳細」表示では、最上段の見出しをクリックして並び順を変更できる。同じ項目をクリックすると昇順と降順が切り替わるほか、右の「∨」をクリックすると(1)、範囲を絞り込むメニューが出る(2)

特殊な表示設定もある(図12)。「項目チェックボックス」は、ファイルアイコンの左上にチェックボックスを追加する項目。ボックスをクリックしてチェックを付けるとファイルが選択状態になり、チェックを外すと非選択になる。タッチ操作で複数ファイルを選ぶ場合などに重宝する。

「ファイル名拡張子」は、すべてのファイル名で拡張子を表示する設定だ。通常は表示されない一般的な拡張子も表示対象になり、ファイルの種類がしっかりわかる。「隠しファイル」は、ウィンドウズのシステムファイルなど、通常は表示されない設定になっているファイルやフォルダーを強制的に表示する設定だ。これらの表示は、通常のファイルと区別するため、やや薄くなる。

図12 リボンの「表示」タブで1の各項目をチェックすると、フォルダーに「項目チェックボックス」(2)、「ファイル名拡張子」(3)、「隠しファイル」(4)が表示される
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「クイックアクセス」を理解する