シャツの黒ずみ、こうして落とす 保存版・服ケア術家庭の「衣学」(上)

2021/8/8
MEN'S EX

小誌の28年の歴史の中で、特に人気なのがメンテナンス企画だ。何を着るか、どう着るか、の次に「どう保つか」がいま求められている。そこで3回にわたり、各アイテム毎に基本と応用を提示し、しっかりとケアする方法を解説する。スタートとなる今回は、シャツ編だ。




SHIRT(シャツ)

どんなに上質な素材の白シャツだとしても襟や袖が汚れていては、印象も残念に。日ごろのケアで、明日の好印象をつかんでほしい。

【基本編】襟・袖の黒ずみは洗濯前の3ステップでスッキリ落ちる!

STEP1 洗濯せっけんを直接塗って

皮脂で黒ずんだ箇所には固形の洗濯せっけんが効果的。洗濯機に入れる前に、消しゴムをかける要領でせっけんを塗り込んでいこう。この際に、シャツは水にぬらさなくてOK。ウォッシュ&ステインバー60g 1320円/ザ・ランドレス(ザ・ランドレス/アントレックス)

STEP2 たたくようにブラッシング

洗濯せっけんを塗った箇所にブラシをかけ、汚れを浮き出させる。あまりゴシゴシと擦ると生地を傷めてしまう恐れがあるため、軽くたたくようにしてブラッシングするように心がけるといい。ここでは袖の内側をケアするが、襟首の汚れも同じ要領で黒ずみをケアすることができる。

STEP3 熱湯をかければ汚れが落ちる!

80℃くらいのお湯で流せば、黒ずみがかなり落ちるはず。もしまだ黒ずみが残っていたら、もう一度ブラッシング→お湯で流すを繰り返し行うといい。その後、洗濯機にかければOK。ただし、シルクやレーヨンなどデリケートな素材はお湯に弱いため避けるべし。

【完璧編】フルコース手洗いで古ぼけた白シャツを復活!

STEP1 まずは基本の黒ずみ処理

上の基本編で紹介した要領で、皮脂汚れが集中している襟や袖をケアしていく

STEP2 頑固な汚れ用に混合ペーストを

(1)でも落ちない頑固な汚れには、2つの洗剤を混合したペーストで処理。詳細は下で。

STEP3 汚れ部分に塗っていく

ここではブラシでたたく必要なし! 満遍なくペーストを塗ったら、10分程度放置しよう。

シミ抜きと漂白剤を混合(左)

酸素系漂白剤のオールパーパスブリーチと、シミ抜き剤ステインソリューションを2:1の割合で配合することで、襟などのしつこい汚れを落とすペーストを作れる。左:オールパーパスブリーチ 1L 3300円、右:ステインソリューション 60ml 1430円/以上ザ・ランドレス(ザ・ランドレス/アントレックス)

ブラシでよく混ぜる(右)

ダマができないよう、ブラシで混ぜ合わせる。襟・袖汚れのケアならこれくらいの分量でOK。

STEP4 次はつけおき洗いの準備

先程のオールパーパスブリーチをキャップ1杯とり、30~40℃のぬるま湯に溶かす。

STEP5 触らず30分つけおき

そっと浸すようにして、シャツを30分間つけおきしよう。(3)で塗ったペーストはそのままでOK。

STEP6 高級シャツなら手洗いで

つけおきが終わったら、いよいよ洗濯。洗濯機でもよいが、高級シャツなら手洗いを。

強く押し洗いは×(左)

つい押し洗いしたくなるが、生地を傷めないためには極力触らないのが◎。これで汚れは十分落ちるのだ。

より白くなる洗剤もあり(右)

白い衣類専用の洗剤も! ホワイトデタージェント 1L3850円/ザ・ランドレス(ザ・ランドレス/アントレックス)

STEP7 ここでも触らずつけおき

洗濯のプロセスでも、実はつけおきだけで大丈夫。30分ほど放置すれば汚れが溶け出す。

STEP8 すすぎは水の入れ替えで

すすぐ際にもシャツには触れず、おけの水を泡が出なくなるまで数回入れ替えてすすぐ。

STEP9 脱水時は絞らないように

ギュッと絞ると縮みの原因になることも。おけの角に押しつけるようにして水を切るべし。

STEP10 日なた干しでより白くなる

白シャツを干すときは日なたで。日光には漂白効果があり、これでさらに白く仕上がるのだ。

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