2021年上半期CDシングル売り上げ ジャニーズ強し

日経エンタテインメント!

今、どんな曲がヒットしているのか。音楽チャートを音楽マーケッターとして市場分析を行っている臼井孝氏が分析する。今回は2021年の上半期に人気だったCDシングルに注目してみた。

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以前、記事「2021年上半期ヒット曲 ストリーミング勢が上位を独占」で解説したとおり、ここ1、2年、ストリーミング発のヒット曲が急増している。その一方で、従来のヒット指標であるCDシングルにスポットが当たることが少なくなってきたが、今、CDシングルではどんな作品がヒットしているのか、「2021年度上半期ビルボードJAPAN TOP Singles Sales」(対象期間は20年11月23日~21年5月23日)のデータを分析してみた。

1位はSnow Man

集計期間:2020年11月23日~2021年5月23日 ※総合とストリーミング(STRM)の順位は、CD収録の1曲目となる楽曲のビルボード順位

1位は、20年にデビューしたSnow Manの3rdシングル『Grandeur』。冒険ファンタジー系のアニメ『ブラッククローバー』のテーマ曲らしい疾走感あるナンバーで1月発売から5月末時点で累計97.3万枚、そして7月第3週には累計で100万枚を突破した。これでデビュー曲から3作連続のミリオン。ちなみに、7月14日には4thシングル「HELLO HELLO」を発売し、こちらも初動で80万枚を突破するなど、CDセールスは男性アーティストの中では群を抜いている。

全体を見ると、トップ30のうち13作までがジャニーズ系アーティスト。これは配信ヒットが大勢を占めている同年のビルボード総合チャートとはかなり様相が異なっている。

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