経歴書のウリ、年齢で差 若手は実績、ミドルは即戦力スカウトされる職務経歴書(中)

職務経歴書は面接の結果も左右する(写真はイメージ) =PIXTA
職務経歴書は面接の結果も左右する(写真はイメージ) =PIXTA

転職活動で提出する職務経歴書は、応募先企業が期待する人材像やポジションに、いかに自分がふさわしいかを伝えるための書類だ。自分のキャリアを列挙するだけでは、相手の関心を引く内容に仕上げるのは難しい。「スカウトされる職務経歴書」連載の第2回は、年齢ごとの注意点にフォーカス。20代の若手人材と40歳以上のミドルシニア層が効果的に強みをアピールする書き方について、専門家に話を聞いた。

(上)外資系は転職でここを見る 成功する経歴書の自己PR

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【エン エージェントのキャリアパートナーグループ マネージャーの川口和音さん】

――20代の若手人材が職務経歴書で強調すべき点は。

「新卒採用では意欲やポテンシャルを重視されるのに対し、20代でも後半になると、課題解決力や企画立案力といった一定のビジネススキルを身につけていることが求められます。管理職に応募するのでもない限り、リーダー経験の有無やチームをまとめる力はそれほど重視されません。『学習意欲や向上心があるかどうか』も重要です。資格自体が武器になるというよりは、社会人として継続して学習する意欲や姿勢が評価のポイントになります」

――若手人材が自分の強みを、職務経歴書で効果的に伝えるコツは。

「業界や職種に関連するキーワ―ドを活用し、強みをアピールすると効果的です。『BtoB(企業向けビジネス)』『マネジメント』『SaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)』『新規事業』のように、関わってきた仕事をキーワードに落とし込み、組み合わせてアピールしましょう」

「自分が伝えたいことではなく、相手が知りたい点を伝えるという点も徹底してください。志望する業種や職種が決まっている場合、その業種・職種に必要なスキルを考え、そこに自分の能力や経験を結び付けて説明しましょう。たとえば現職が営業職の人が異職種に応募するとします。事務職志望の場合、『パワーポイント』や『エクセル』の使用経験を書けば、ビジネスソフトの習熟度をアピールできます」

「職種が決まっていない場合は、自分の経験や成果を誰が見ても分かるように伝えることが大事です。営業職なら『誰に/何を(新規なのか既存なのか)/どんなスタイルで(プル型なのかプッシュ型なのか)』提案していたかを説明すれば、どのような仕事ができる人物かを分かってもらいやすいと思います」

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若手人材、ポイントは課題解決力と主体性
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