我が子が公立高校に入学。授業料は無料(世帯年収による)だと喜んだのもつかの間、「制服代など必要なものにお金がかかることは知っていたけれど、こんなにかかるなんて!」と思われた方も多いようです。
公立高校でかかるお金はいったいいくらほどなのか、実際の金額を調べてみましょう。
公立高校(全日制)の受験料は2200円(福岡県、佐賀県は2100円)、入学金は5650円(43都道府県)か5550円(鳥取県、福岡県、佐賀県、長崎県)です。これが受験から入学決定までにかかるお金です。ここまでは調べていらっしゃる方も多いことでしょう。
その上で、世帯年収が910万円未満のご家庭(両親・高校生・中学生の4人家族で、両親の一方が働いているモデル世帯)の場合、「高等学校等就学支援金制度」を利用することで、月に9900円、年間では11万8800円になる授業料が実質無償になります。これらも、進学先を決めるときに調べられているご家庭がほとんどでしょう。
そして、他に必要なのは制服代など学校生活に必要な物品。義務教育ではないので、教科書代もしっかりかかりますし、ICT(情報通信技術)教育が進んでいることや新型コロナウイルス禍で増えたオンライン授業に対応するために、タブレットやパソコンの購入を求められることもあるでしょう。
このような支出で、入学を決めたあとに思いがけない金額が必要になることがあります。