5000円以下でビデオ会議の質を向上 厳選5アイテム
予算5000円以下で買える周辺機器&デジタルグッズ(1)
仕事の作業環境や普段の生活を豊かにする、周辺機器やデジタルグッズ。今回はビデオ会議やパソコン環境を改善するほか、スマートフォンでも役立つアイテムを予算5000円以内でピックアップ。日経PC21編集部が実際に購入して評価した。第1回はビデオ会議の質を向上する5アイテムを紹介する。
ウェブカメラ:画質が約4倍 好印象を得るために必須
●撮像センサー:1/2.9インチCMOS●画素数:400万画素●解像度:2K(2560×1440ドット)●視野角:65~100度
さまざまな場面で使われるビデオ会議。その質を向上させるアイテムがウェブカメラだ。理由は明確。高性能なウェブカメラを使うと、映像がクリアになり、相手からの印象を良くできるからだ。今回選んだDEPSTECH製のウェブカメラは、3000円台半ばながら一般的なノートパソコン内蔵カメラの約4倍、400万の画素数を持つ(図1、図2)。
ビデオ会議ソフトの「Zoom(ズーム)」でテストしてみると、その差は歴然だった(図3)。ただしシワやシミもくっきり映るので、それが嫌なら補正ソフトを組み合わせよう(図4)。
ビデオライト:顔全体を明るく照らすLEDライト
●LED数:120個●色温度:3200~6500K●駆動時間(内蔵バッテリー):120~150分●サイズ:幅10.7×高さ6.7×奥行き1.5センチ●重さ:110グラム
ビデオ会議で自分の顔が暗く映る人は、照明で解決しよう。お薦めは、Ulanziの「LEDビデオライト VL120」(図5)。
小型だが明るく、付属のディフューザーで光を拡散させ、顔を優しく照らせる。内蔵バッテリーで約2時間駆動。付属の吸盤アダプターでノートパソコンの天板に固定できるなど使い勝手が良い(図6)。
コンデンサーマイク:発言をクリアに 高性能マイクで解決
●マイクコア:16ミリコンデンサー●マイク特性:単一指向性●周波数範囲:20ヘルツ~20キロヘルツ●感度:-45±3デジベル
発言の機会が多いならマイクの音質にこだわろう。ヘッドセットを使う手もあるが、自宅の一室で使うならコンデンサーマイクがお薦め。Kungberの「MICPRO KT01」は、USBで接続するだけですぐに使え、音質も良好というAmazonの売れ筋だ(図7)。約4000円ながら、設置に必要なスタンドなどが全部付属する(図8)。
HDMIキャプチャー:手持ちのデジカメをウェブカメラに
●入力解像度:最大3840×2160ドット(60ヘルツ)●出力解像度/録画解像度:最大1920×1080ドット(60ヘルツ)
デジカメやDVカメラを持っている人は、それらをウェブカメラとして使う方法がある。製品によってはメーカーが公式にウェブカメラ化できるソフトを提供するが、古い製品だと対象外ということも。そこで導入したいのがHDMIキャプチャーだ(図9)。デジカメなどで捉えた映像をHDMI経由でパソコンに取り込める(図10)。
ワイヤレスヘッドセット:コードの煩わしさから解放
●通信方式:Bluetooth 5.0●同時接続数:2台●バッテリー駆動時間:24時間(音楽再生時)/200時間(スタンバイ)●重さ:49.5グラム
ビデオ会議ではヘッドホンとマイクが一体となったヘッドセットを使う人が多い。「YAMAY M98」もその1つ。特徴はワイヤレスタイプであること。ケーブルがないので装着したままイスから立ち、資料を取りに行くこともできる(図11、図12)。2台同時接続に対応しているので、パソコンとスマホで併用できるのも優れている点だ。
(ライター 原如宏、写真 スタジオキャスパー)
[日経PC21 2021年8月号掲載記事を再構成]
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