2021/8/1
「A3スポーツバック ファーストエディション」のボディーサイズは全長×全幅×全高=4345×1815×1450mm、ホイールベースは2635mm。
センターコンソールが運転席側に向けられた、最新のアウディ車に共通するドライバーオリエンテッドなコックピットデザインを採用。
10.25インチサイズのフル液晶メーター「アウディバーチャルコックピット」を装備する「A3スポーツバック ファーストエディション」。速度やエンジン回転計、カーナビやメディアなど各種情報を任意に切り替え、表示することができる。
センターコンソールに組み込まれたタッチ式ディスプレイは10.1インチサイズ。30色の中から好みの室内照明色や明るさを選択できる「マルチカラーアンビエントライティング」を標準装備している。

CO2削減にフォーカス

いつもなら中央道で一足飛びだが、そのまま国道20号で大垂水峠越えをした。早朝とあって、麓から峠を越えて中腹に下りるまで、前走車には出会わなかった。雨だったから、そんなにハイペースは刻めなかったが、峠道でも実に気持ちよく走れるクルマである。

足まわりやボディーの動的クオリティーも高い。ファーストエディションのタイヤは225/40R18。試乗車は「ピレリ・チントゥラートP7」を履いていたが、乗り心地は速度にかかわらず上質だ。ズッシリ系ではない。バネ下はむしろかろやかなのに、脚の動きはしっとり落ち着いている。「MQB」プラットフォームのフォルクスワーゲン/アウディ車が持つ美点だと思う。

一方、車重1320kgに対して110PSだから、動力性能に特別みるべきものはない。ここ一発、チカラがほしいときだと、パワーは物足りない。浅いスロットル開度なら問題ないが、深く踏み込むと、右足のレスポンスがデッドになる。スタート直後も含めて、ジェネレータースターターによる電動アシストはとくに感じない。しかしそれでも、ヘンな言い方だが、飛ばそうとしなければ、十分軽快である。

下道を60km走り、高速道路に上がる。100km/hは7段Sトロニックのトップで2000rpm。アクセルを戻せばエンジンは止まってコースティングに入る。

マナーは高速域でも申し分ないが、パワーは追い越し車線だとやはりパンチがない。スポーツモードにしたらどうかと思ったが、アウディお得意のドライブセレクトは30 TFSIには装備されない。一意専心に「CO2削減」なのだろう。

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それを言っちゃあおしまいよ
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