NIKKEIプラス1

2021/7/15

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パエリアとトマト煮込みは成功

ホームセンターで買った中国製メスティンでさっそく無洗米1合と、エビ3匹、アサリ5粒を材料とするパエリアを作ってみた。山と渓谷社のレシピでは14グラムの固形燃料1つに火をつけ、オリーブオイルで無洗米を炒め、続いて水200ミリリットルとターメリックやコンソメ、エビ、アサリを加えて蓋をして加熱。消火後10分蒸らせばでき上がりだ。

炒めるところまではうまくいった。しかし水やエビを投入するあたりから雲行きが怪しくなった。なかなか沸騰しないのだ。思い当たるのはエビやアサリが冷蔵ボックスでコチコチに固まったままだったこと。レシピになくても常温戻しは常識か?

固形燃料も25グラムの塊を、目分量でカッターナイフで切った。キャンプは適当にのんびりやるものという感覚なので仕方がない。ようやく沸騰と思ったら火が消えかかる。仕方なしにあと7グラムほど燃料を切り出して加え、10分蒸らして蓋を開けた。

アサリやターメリックの香りが吹き上がり、とてもいい感じだ。キャンプグルメ第1弾としては上出来と思って食べたらコメに芯があり、コリコリ歯応えがする。事前にコメを水に漬ける知恵が欠けていた。ただし風味は最高。

次に試したのは夏野菜のトマト煮込み。ズッキーニと赤・黄のパプリカ、ピーマン、タマネギを、アンチョビーやオリーブオイルを隠し味にトマト缶の中身で煮込む、見た目にも華やかな料理だ。

下ごしらえが面倒だが、本来は出発前に家でするものなのだろう。メスティンに山盛りの野菜が煮えるか心配したが、すぐにしんなりし、かさが縮んだ。ニンニクの風味とトマト缶の控えめでやわらかい酸っぱさが食欲を誘い、メスティン一杯分を完食した。

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親子丼は火加減を間違えて失敗