過去より未来に投資した方が良いと考えるのが私の性格です。ビジネス書を読んで勉強すべきだという意見もあるでしょうが、私はこれまで1冊しか読んだことがありません。昔のビジネスはこうだったと書いてあるだけで、今の私のビジネスに関係あるんですかと思ってしまうのです。

私は経営学修士(MBA)を持っていないし、経済学部を出ているわけでもありません。資格や肩書をあえて否定するわけではないですが、積極的に勧めるつもりもありません。資格を重視する人は過去へのバイアス(偏見)が強いのかもしれないですね。それは性格なので良い悪いではなく、私は現場系の人間で、ストリートファイトタイプの人間だから向いていなかったというだけかもしれません。

お金は「思い」をのせるもの

そもそも、お金って何でしょう。私は媒体すなわちメディアだと思います。お金がないと、何かを買うことはできません。でも、自分が持っていなくても「あなたのためにお金を出すよ」という投資家もいたりします。人があることをしたいと考えたときに、100のお金が必要だとします。このときに100のお金をためるのか、100のお金を調達できるように信用や人脈を作るのか。目的としては同じことになりますよね。

過去より未来に投資した方が良い

お金は天下の回りものとか、リクイディティー(流動性)とか言われることもありますが、私は「思い」をのせるものだと考えます。それが媒体というか、「恐山のイタコさん」みたいなものって言うんでしょうか。お金そのものに意味があるのではなく、使って初めて意味があるんだと思います。

若いビジネスパーソンには「お金に使われてしまうと大変だ」とアドバイスしたいですね。自分とお金の関係を考えたとき、お金の方が力を持つと大変なことになります。例えば、何かの拍子に大金を手にしても、そのお金に振り回されてしまっては駄目なのです。お金でなく、自分が主(あるじ)でないといけません。

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「稼ぎ方」より「使い方」を学ぶ