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地場品種は無数にあるが、日本に輸入されていなかったり、すでに人気が出始めて高価だったりするものも多い。比較的手ごろな値段で日本でも手に入れやすく、かつ国際品種とは一味違った味わいのものを、夏向きの白ワインに絞って何本か紹介しよう。

◆「クリオス トロンテス2020」(1408円)

トロンテスはアルゼンチンを代表する品種で、他ではほとんど栽培されていない。グラスに鼻をちょっと近づけただけで、はっきりと感じ取れる香りの強さが特徴だ。

アルゼンチンの地場品種で造られた「クリオス トロンテス2020」

香りは白い花や、レモンなどかんきつ系の果物をイメージさせ、さわやかな酸味と相まって、夏に飲むにはぴったり。この商品を扱っているスーパー大手イオン系の店舗では、品切れになるほどの人気だ。

◆「ピエロパン ソアーヴェ・クラシコ2019」(2145円)

イタリア・ベネト州のワインで、品種はガルガーネガ。イタリアらしく、よく熟した桃や洋ナシ、リンゴの香りの詰まった、ボディーのしっかりしたタイプだ。

イタリアの固有種から造った「ピエロパン ソアーヴェ・クラシコ2019」

酸味とのバランスもよく、魚料理や軽い肉料理、パスタと合わせたくなる。

◆「ミオパッソ・フィアーノ2019」(1903円)

イタリア・シチリア島のワインで、同じイタリアでもこちらは品種がワイン名の一部になっている。フィアーノはロビンソンさん注目の地場品種の1つでもある。

イタリア・シチリア島のワイン「ミオパッソ・フィアーノ2019」

このミオパッソのフィアーノはやや凝縮感に欠けるが、果実味と酸味とほのかに感じる甘みのバランスがよく、飲みやすい。古代ギリシャ人が「エノトリア・テルス」(ワインの大地)と呼んだイタリアは地場品種の宝庫で、この2つ以外にも様々な地場品種が日本に入ってきている。

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