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写真はイメージ=PIXTA

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亀の甲より年の功、と言われた年功の価値が下がりつつあります。給与の仕組みも脱年功型になってゆく会社が増えています。とはいえ学びなおしのためにはお金も時間も体力も気力も必要です。けれども、思い切った努力をしなくても、経験を研ぎ澄ますことはできるのです。

低下し続ける年功社員の位置づけ

ベテランの位置づけが変わり始めたのは、団塊の世代が50代になった2000年前後からでしょうか。ちょうど今はバブル世代が50代になっていますが、同様の傾向がありそうです。

「働かないおじさん」「仕事ができないおじさん」という言葉に代表されるように、年長者に対する敬意よりもむしろさげすむような視点が感じられます。

その視点の背景には、働かない、仕事ができない割に給与だけ高い、という年功給与への不満もありました。

ただ、給与の仕組みも変わりつつあって、年功的に昇給させる会社はどんどん減っています。

となると、働かないし仕事ができない。そして稼ぎも悪い、という人物像ができあがってしまいます。

そもそも年功というのは、故事ことわざに「亀の甲より年の功」ともあるように、年長者の経験は貴重だという発想に基づいています。

けれども、年功が必ずしも貴重ではなくなっています。

仮にあなたが営業課長として、20年目のベテラン営業社員と、5年目の20代営業社員、どちらかを部下に選べるとすればどうでしょう。年功が経験となるのであれば20年目のベテラン社員のはずですが、そうではない、と考える人も多いはずです。

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