「業スー」が食べ放題焼肉店 熟成肉の塊を切り分け

焼き肉界のトンデモルーキー「PREMIUM KARUBI(プレミアムカルビ)」は業スーの神戸物産が経営する
焼き肉界のトンデモルーキー「PREMIUM KARUBI(プレミアムカルビ)」は業スーの神戸物産が経営する

「業スー」をご存じだろうか。神戸物産が手掛ける「業務スーパー」と答えることができる人は、かなりのグルメ通だろう。一昨年のブームではタピオカを大いに売りまくり、この新型コロナウイルス禍では手軽でおいしい加工食品を売っておうち消費に貢献している。ちなみに、業務用卸店ではなく、「業務スーパー」という名の一般消費者向けの低価格食品スーパーで、全国に900店あまりを展開している。その神戸物産が、焼肉店業界に参入したのだ。

最近の焼肉店は、めざましい進化を重ねており、中でも先端を行く店は、好みの肉や料理をタッチパネルで注文し、そのたびごとにテーブルまで運んでもらう「テーブルオーダーバイキング」というシステムを採用し、どの店も肉の質の良さと心地よいサービスで大人気となっている。最も有名なのが「焼肉きんぐ」。愛知県発祥の物語コーポレーションが全国に250店以上を展開している。続いて、大阪発の「ワンカルビ」、「焼肉屋さかい」から派生した「肉匠坂井」と続く。

そんな中登場した、プロ野球・阪神で活躍する佐藤輝明ばりのトンデモルーキーが、神戸物産、業スーの「PREMIUM KARUBI(以下、プレミアムカルビ)」だ。まだ東京、神奈川、埼玉に7店しかないが、焼肉店の世界で言えば、大相撲でいうところの大鵬の孫くらいのインパクトがある。

まん延防止等重点措置が適用されていた4月でも、ウエーティング客が列を成していた

店に行くと、そのトンデモなさが分かる。埼玉県西部、東武東上線ふじみ野駅から1キロメートルほどのふじみ野店を、まん延防止等重点措置が適用されていた4月の土曜日に訪れたが、開店時間の午前11時前から行列ができている。しかも、行列の人たちはウェブサイトから既に予約済みという。「一人だし、朝イチで行けば大丈夫だろう」と甘く見ていたこちらは、「もしかして1時間以上待つかもしれない」とちょっとビビった。

午前11時に開店した時には、10数人が待っていた。しかも、親子連れや、ジジババと一緒の三世代客も多い。「今日は焼き肉でごちそうだ!」という楽しげな雰囲気が伝わってくる。幸いにも、一番乗りだったためか席を確保できたが、正午前にはもう満席だ。

「塊熟成肉」のカルビ(1078円)

「プレミアムカルビ」の食べ放題の仕組みは、基本的にはほかのチェーンと同じ。全メニュー105品が食べ放題のコースが3938円、スタンダードの66品食べ放題のコースが3278円だ。シニアや子ども客の割引があるところもよく似ている。ただし2000円代後半からの廉価版コースがあるほかのチェーンと比べ、やや価格が高い印象だ。だから「プレミアムカルビ」なのだろう。もちろん単品でも注文可能だ。

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