大型郵便物を同時に2つまで受け取れるサイズだ

新築のほか、リフォーム物件にも設置

パケモのターゲットは「新築戸建市場および戸建リフォーム(後付け)市場」で、具体的には「不在、もしくは在宅でも非対面での受け取りを希望していて、なおかつ住宅購入と同時に宅配ボックス設置までは考えていない」住宅購入世帯を想定していると原氏。

パナソニックは宅配ボックスも販売しており、20年度の売り上げは19年度に比べ2桁成長を見せたという。同社は社会課題解決プロジェクトとして、「再配達削減による物流・環境・労働・衛生課題解決」を掲げ、「宅配ボックスCOMBO(コンボ)」を使った実証実験を実施、その有効性は確認済みだ。ただ、宅配ボックスは設置場所の問題などで顧客が希望しないケースもあることから、「大型郵便までをパケモで受け取れるようにすることで、(宅配ボックスまで設置しなくても)再配達を減らせると考えている」(原氏)。

年間販売目標は明らかにしていないが、「従来のサインポストから大型郵便物が受け取れるパケモへの切り替えを狙っていく」と原氏。「新築の場合、1戸に1台ポストが設置されると考えると、21年度のポスト設置個数は約40万個弱と考えられる。一方、リフォームの対象となる住宅ストック件数から空き家を除くと、約2800万戸ともいわれており、少なく見積もって壁掛け取り付けポストは、そのうち25%と推定される。700万個前後が今回のポストの交換需要、サブターゲットとなるのではないかと考えている。これら全てを押さえていきたい」と話した。

なおリフォーム会社、工務店のほか、ホームセンターでも販売予定だ。

(フリーライター 山田 真弓、写真提供 パナソニック)

[日経クロストレンド 2021年5月25日の記事を再構成]

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