難燃パンツ3選 着心地よく、キャンプにも街歩きにも特集 キャンプで活躍する難燃ウエア(中)

焚(た)き火はキャンプの醍醐味。暖をとる目的だけでなく、焚き火の揺らぐ炎を見ていると心が落ち着いてくる。そのため秋冬はもちろんのこと、標高の高いキャンプ地では春夏も焚き火を楽しむ人が多い。

そんな焚き火の難点が、飛んできた火の粉による衣類のダメージだ。そこで、火の粉で穴が開きにくい難燃素材のウエアを、薄手のアウター、パンツ、ファッション小物(バッグや帽子など)に分けて紹介する。

今回は、着心地や動きやすさにもこだわった難燃パンツを取り上げる。難燃ウエアがあれば焚き火を存分に楽しめるだろう。

アラミド繊維100%の生地で難燃機能が半永久的に続く

スノーピーク「TAKIBIパンツ」(定価3万3000円、税込み、以下同)

キャンプ人口が増加傾向にある現在、「特に難燃性のウエアや、体温調節の機能を持ったウエアが売れている」と話すのは、スノーピークのPR阿部遼氏。同社では難燃素材を用いた「TAKIBI」シリーズを展開しており、数あるアウトドアウエアのなかでも売れ筋だという。

1998年から開催しているユーザーとのキャンプイベントで、「焚き火の際に燃えない服が欲しい」との要望をもらったことをきっかけに開発がスタート。素材には、消防服などにも使用される難燃性に優れたメタ系アラミド繊維を採用し、さらにはっ水加工を施したオリジナルの生地を使用している。

「他社の難燃ウエアと大きく違うのは難燃素材アラミド100%であること」(阿部氏)。一般的な難燃ウエアは、コットンなどの素材に難燃の加工を施しているものがほとんどで、使用や洗濯を繰り返すことで難燃機能が低下していく場合が多い。しかし、同社のTAKIBIシリーズはアラミドを100%使用しているため、半永久的に性能が落ちないという。

デザインは、街着を意識したシンプルなルックスでありながら、キャンプシーンでの使用を想定して大型ポケットを設けるなど収納力に優れ、ディテールにもこだわりが感じられる。大小さまざまなキャンプ小物を収納可能で、タウンユースではバッグを持たずに出歩ける点を特徴とする。

「シリーズとして2014年ごろから販売しており、現在に至るまで順調に販売数を伸ばしている」(阿部氏)。機能性とデザイン性の両方を持ち合わせていることから、20~30代はファッションユーザー、40代以上はキャンプユーザーが多いと話す。

難燃素材アラミドを100%使用。裾は絞れる仕様になっていて使い勝手がいい
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タウンユースにも活用できる難燃デニムパンツ
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