Vゾーンは対面した相手の目に真っ先に飛び込む箇所であり、どんな男であるかを描き出す絶好のキャンバス。上手にタイやシャツを合わせ、成熟した男の知性とセンスを表現したい。
This Month’s Theme
ミドルエイジの装いに花を添える「カラーシャツ」
リモートとのメリハリをつける意味でも、きちんと装うときは以前に増してお洒落(しゃれ)を楽しみたいという人は多いはず。そこでおすすめなのがカラーシャツだ。最近どちらかと言えばモノトーンライクなコーデが流行っていたせいか、シャツに色があると新味が出るし、大人の洒脱(しゃだつ)さも出せる。おすすめはミドルの顔色を明るく映す、淡くきれいな色味。塞ぎこみがちなご時世、初夏は装いから晴れやかにいこうではないか。
■POLO RALPH LAUREN(ポロ ラルフ ローレン)
程よくゆったりした“クラシックフィット”のBDシャツ。王道の雰囲気ながら、ごくごく淡いエメラルドグリーンにより洒落心をアピールできる一枚だ。おなじみのポニー刺しゅうもさりげないアクセントになっていい。コットン100%の生地はわずかにストレッチが効いており、動きやすいのも魅力。1万8700円(ラルフ ローレン)
入門編 ピンク&ブルーの「カラーシャツ」
色シャツ初心者におすすめなのが淡いピンクやブルー。およそどんな色のスーツ&ジャケットにも馴染み、それでいて確実に印象チェンジを図れる。
■UNITED ARROWS(ユナイテッドアローズ)=上の写真左
淡いブルーのシャツは誰もが一枚は持っておくべきベーシックアイテム。リピート率の高い“イージーケア”シリーズの一枚で、コットン100%のジャージーゆえ着心地がよく第一ボタンを開けても様になる。1万3200円(ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店)
■LES LESTON FOR SHIPS(レスレストン フォー シップス)=同右
国内最高峰のビスポークシャツメーカーが製作する、シップス渾身(こんしん)のオリジナル。淡いピンクと新たに採用したコンパクトなワイド襟が相まって、旬のフレンチっぽい着こなしに映えそう。コットン100%の生地は80双糸のオックス。2万7940円(シップス 銀座店)