寝付けない、翌朝も疲れ… あえて疲れる生活で解消

日経Gooday

夜なかなか眠れないからといって動画配信サービスをずっと見ていると、どうなるだろうか。 (写真:Iwo Jablonski /123RF)
夜なかなか眠れないからといって動画配信サービスをずっと見ていると、どうなるだろうか。 (写真:Iwo Jablonski /123RF)
日経Gooday(グッデイ)

カラダについてのお悩み、ありませんか? 体調がいまいちよくない、運動で病気を予防したい、スポーツのパフォーマンスを上げたい…。そんなお悩みを、フィジカルトレーナーの中野ジェームズ修一さんが解決します! 今回は、夜の寝つきが悪く、朝起きても疲れが残っているように感じてしまう人のお悩みに答えます。

今月のお悩み
朝、目が覚めたときに疲れが残っていると感じる…

50代の会社員、男性です。

最近、朝すっきりと目覚めることができません。寝ても疲れがとれない日が続いていて、目が覚めたときに「疲れが残っているな…」と感じることがほとんどです。

なかなか寝つけない日も多く、ベッドの中で夜中の2時や3時まで動画配信サービスを見たり、SNSを見たりしています。

次の日に朝イチで会議があるときなどは特に、「眠らなくては」と焦るのですが、目はさえる一方です。

その分、休日は昼近くまでゆっくり寝ているのですが、それでも体の疲労感は抜けません。いったい、どうしたらいいのでしょうか?

なかなか眠れないときは、無理に眠ろうとしなくてよい

夜、なかなか眠れないと、焦る気持ちが生まれ、余計に眠れなくなりますよね。

しかし、眠くならないものはどうしようもないので、このようなときは無理に眠ろうとしなくても大丈夫です。

なぜなら、眠れなくて起きている時間が長くなると、次の日は夜になると早く眠くなり、確実に眠れることが多いからです。

これは、人間の体に備わっている「睡眠圧(眠気)」の働きによるものです。覚醒時間(起きている時間)が長いほど、次の日の夜には睡眠圧が自然と高まるので、眠くなるというわけです。

ただし、眠れないからといって動画配信サービスやSNSをダラダラと見続けるのは逆効果。テレビやパソコンの画面を見ていると、自律神経のうち交感神経が優位になるばかりで、なかなか眠気がやってこないのです。

よく知られているように、自律神経には交感神経と副交感神経とがあります。交感神経は日中に血圧や心拍数を上げて体を活動的にするもの。副交感神経は夜に心身をリラックスさせて眠りに誘うものです。夜中に動画配信サービスやSNSを見続けていると、交感神経から副交感神経への切り替わりが起きにくくなり、なかなか眠くならないのです。

それでは、なかなか眠くならないときは、どうすればいいでしょうか?

無理に眠ろうとしなくてもよいとはいえ、テレビやパソコンの画面を見るのがNGならば、いったいどんなふうに過ごせばいいのかと思うかもしれません。

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「休日の寝だめ」は逆効果!