ちょこちょこためて、まとめて使う 小口貯蓄の楽しみ

2021/5/27
写真はイメージ=PIXTA
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言わずもがなですが、貯蓄があったほうがいいのは誰しもわかっていることでしょう。貯蓄の目的は、年代によって違います。結婚資金、マイホーム資金、子育て資金、老後資金……、様々な使い道が考えられます。また、いざという時のための貯蓄もあったほうが安心でしょう。

注意しなくてはならないのは、ためることに没頭しすぎてしまい、手段であるはずの貯蓄が目的になってしまうことです。「とにかくためる!」とがんばってしまうと、気持ちの面で追い詰められてしまい、目的額になるまでの暮らしが殺伐としたものになってしまいます。

お金は使うときに価値があるもの。適度にお金を使って、楽しんだり、遊んだりすることも必要ではないでしょうか。そのためにおすすめなのが、小口貯蓄です。家計に影響が出ない範囲の金額を長期的にためていくというものです。

筆者の実例を挙げますと、少し古い話になりますが、2002年に日韓で開催されたサッカーワールドカップ(W杯)。「日本でワールドカップをやるかもしれない」という話が出始めたのが、その7~8年前でした。ニュースを聞いた日から、「絶対にワールドカップを見たい」と思い、毎月1500円ずつ貯蓄し、晴れてワールドカップの試合を生で観戦することができました。約8年でためたそのお金が存在しなかったら、いざワールドカップのチケットを購入するというときにポンと出せたか自信はありません。小口貯蓄の威力を実感しました。

「余ったら貯蓄に回す」ではいつまでもたまりません。自分でルールを作り、ためていくのがコツです。

どのようなルールがいいのか。いくつか小口貯蓄の例をご紹介します。

小銭貯蓄

「500円玉貯金」というのはやっている方が多いかもしれません。お釣りで500円玉をもらったら使わずに貯蓄するというルールで、専用の貯金箱もありますね。

しかしキャッシュレス化が進んだ今、現金で支払うという機会が少なくなってきた人も多いかと思います。そんなキャッシュレスの今だからこそ、持ち歩く財布を小さいものにして、現金で支払ったときのお釣りの小銭は全て貯蓄するというのはいかがでしょう。現金を使った日は、帰宅後に小銭を全て貯金箱に入れるというルールにすれば、小さな財布をスッキリさせることもできます。

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