
鰹が余って翌日に持ち越してしまった時などは、以前に「臭みも抜けて身が締まる『塩ヅケ』刺し身のススメ」でもご紹介した塩ヅケがおすすめだ。柵のままたっぷりの塩をすり込んで15~20分ほど冷蔵庫等で置いておく。臭みが抜け、刺し身やたたきとはまた違った味わいになる。この際もぜひ使う塩にこだわってほしい。選ぶ塩で最終的な味わいが変わるからだ。
鰹はDHAやタウリンなどを多く含んでおり、ヘルシーな食材とされている。刺し身だけでなく、塩たたき、塩ヅケなどぜひ、いろいろな方法で味わいつくしてみてほしい。
最後に高知県内の製塩所を列挙してみた。通販で商品を購入できるところも多い。お好みの塩を取り寄せ、異なる塩で初鰹を食べ比べてみるというのも一興だろう。
<高知県内の製塩所と代表的な商品>
▼土佐のあまみ屋 「土佐の海の天日塩 あまみ」
▼有限会社ソルティーブ 「初代・土佐の塩丸」「二代目・土佐の塩丸(青丸・白丸)」
▼企業組合ソルトビー 「土佐黒潮天日塩・海一粒」
▼田野屋塩二郎 「塩二郎」
▼小川製塩所 「土佐久礼太陽塩 心平」
▼海工房 「りぐる」(釜炊き)「美味海」
▼塩の邑 「山塩小僧」
▼室戸海洋深層水 「龍宮のしほ」「深海の華」(釜炊き)
▼浅川自然食品工業 「室戸の海洋深層水塩 マリンゴールドの塩」(釜炊き)
(一般社団法人日本ソルトコーディネーター協会代表理事 青山志穂)