「プレゼンのスーツ、健康感で選ぶ」フィリップス堤氏フィリップス・ジャパン社長 堤浩幸氏(上)

「きちんとスーツを着ていることで相手も心地よく話しやすくなる。装いは快適な環境づくりにかなり影響するものだと思います」と話すフィリップス・ジャパン社長の堤浩幸さん(東京・港のフィリップス・ジャパン本社)
「きちんとスーツを着ていることで相手も心地よく話しやすくなる。装いは快適な環境づくりにかなり影響するものだと思います」と話すフィリップス・ジャパン社長の堤浩幸さん(東京・港のフィリップス・ジャパン本社)

健康・医療事業を展開するフィリップス・ジャパン社長の堤浩幸さんは、常にぱりっとしたスーツ姿で仕事に臨む。ヘルスケアの会社のトップであることを意識し、「身だしなみでも健康感を出すことが大切」と考えているからだ。スーツに着替えれば思考は仕事モードに切り替わるといい、快適な着心地を求めてディテールには徹底的にこだわる。着こなし上手のトップの装いに刺激される社員もいるほどだ。ウェルドレッサーの誉れ高い堤さんが説く「装いの大切さ」とは。(この記事の〈下〉は「『腕時計は機械式、刻む1秒大切に』フィリップス堤氏」




――ふだんの装いは圧倒的にスーツですか。

「スーツが多いですね。理由は2つあります。1つは自分の気を引き締めるため。2つ目は、お客さまが快適に話ができる環境をつくるためです。スーツは仕事モードにマインドを切り替えてくれ、仕事の環境をサポートしてくれる手段でもあります」

「私の装いのルールは相手に不快感を与えないということ。カジュアルを否定はしませんが、相手が少しでも不快感を感じたり、ちょっとでもパーフェクトじゃない感覚を持たれたりするのはだめです。本人にとって不幸だと思います」

シャツのボタン、「位置指定」でオーダー

――だから世の中全体がカジュアルに傾いていても、スーツ姿を貫いているのですね。着こなしで注意しているところはどこでしょうか。

「首回りです。ネクタイをする、しないはありますが、いずれの場合でも襟元に気をつけます。だらしない襟元は嫌ですので。特にノータイのときは襟が形崩れしないように、襟高のシャツやボタンダウンなどを着るようにします。初対面の相手ではまず襟元に目がいきます」

「初めて会った人の襟元をまず見ます。襟元がきっちり整っているかどうかで相手に与える印象が違ってくると思っていて、自分でもすごく意識するところです」

「シャツのボタンの位置にもこだわりがあります。スタイルをリラックスさせるためにシャツのボタンをはずす場合、ボタンを2つはずすと胸元が開きすぎて、見た目がよくありません。私はオーダーの際に2つ目のボタンをちょっと下げ気味に付けてもらい、1つボタンをはずしただけで適度な開きになるようにしています。これならいやらしく見えません」

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