面接で心がけたい3つのポイント

――企業が求める人材像について、変化がありましたか。

「コロナ混乱期から定着期になっても、企業が中途採用で求める人材像に変化はありません。業種を超えてよく言われるのが『変化に対する柔軟性を持つ人』『新しい環境への適応力が高い人』。リモートワークが広がってきたことで『自走できる人』という条件を掲げる企業も増えてきました。既に人間関係ができている既存社員と違い、リモートで質問できる機会が限られるなか、『自らで考え、実行し会社に貢献できるか』が重要な指標となってきています」

――1次面接のハードルが高くなってきたようですが、最初の面接で成功するポイントは何ですか。

ジェイエイシーリクルートメントの富永暢昭さん

「まず前提として、1次面接には企業側から現場(採用部門)と人事担当者が参加するケースが多いことを押さえておきましょう。また、面接の機会を与えられた、つまり、書類選考に通過したということは経歴書の内容に企業が興味を持っている状態であることも理解しておくべきです。その上で、以下の3つのポイントを面接官にアピールする必要があります」

「第一に、『即戦力として貢献してくれるか』。経歴書上の職歴に関心を持ってもらっている状態なので、その経験に対しての深掘りの質問にしっかりと答えることが重要です。第二に『一緒に働きたい』と思える人間か。面接における受け答え全般を通して、誠実さや信頼性、バイタリティーを会話ににじませ、「一緒に働きたい」という感情を持ってもらえるか、が問われます。清潔感のある身だしなみや背筋を伸ばし堂々と話すといった基本動作にも心配りが必要です」

「第三に『自社に入社する必然性があるか』。現職を辞める理由と応募企業への志望理由をつき合わせ、『それならば当社に加わってくれたら、お互いにハッピーですね』という必然性を感じてもらえると良いでしょう」

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