元乃木坂46の若月佑美 ヒット作に関われたのは貴重若月佑美インタビュー(上)

日経エンタテインメント!

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多くのアイドルグループ出身のタレントがいるなかで、特に方向転換に成功した1人に若月佑美がいる。「乃木坂46」時代から、舞台やドラマには出演していたが、18年11月のグループ卒業前後から女優活動を本格化。同年10月期に放送された、福田雄一脚本・演出の連ドラ『今日から俺は!!』では、ドラマオリジナルキャラクターのスケバン・川崎明美役を好演して、お茶の間にも存在が知られるようになった。

1994年6月27日生まれ、静岡県出身。11年に「乃木坂46」の1期生。18年にグループを卒業。文中以外の主な出演作品は、連ドラ『頭に来てもアホとは戦うな!』(19年)など。4月18日スタート「結婚できないにはワケがある。」(ABCテレビ)にヒロイン役で出演。二科展デザイン部門に8年連続入選(写真:藤本和史)

20年は、最終回視聴率で19.6%を記録した『私の家政夫ナギサさん』のほか、興行収入53億円超の『今日から俺は!!劇場版』、ドラマ好きが高く評価した『共演NG』と、ヒット作・話題作に立て続けに出演。女優として飛躍の年となった。

ソロで活動するにあたり、どんなことを考えて行動してきたのかを語ってもらったインタビューを2回に分けて紹介する。

まずは、20年の振り返りから。

「結果論になりますが、ヒット作に関わることができたのは貴重でした。家族や友人からだけでなく、『共演NG』の現場で、『ナギサさん』見てたよ、と声を掛けていただけたり。12月に舞台『おっかちゃん劇場』で田中麗奈さんとご一緒したんですが、稽古の期間にちょうど『共演NG』が放送中で、『私、大好きで毎回見てる! 出演者の佑美ちゃんと共演できてうれしい。先(の展開)は言わないでね』って(笑)。大先輩の田中さんからそんなふうに言っていただけるなんて、本当に励みになりました。

『ナギサさん』では、製薬会社のMR(※)の役でしたが、私自身が正直、この職業についてあまり知らなくて。クランクインの前にMRの方をお呼びして、講習会があったんですが、以前は高校生役とかが多かったので、こんなふうに事前準備をするのは初めての経験でした。しかも、(眞栄田)郷敦さん演じる遙人君という、後輩がいる役っていうのも初めて。職業もので、上司も後輩もいる設定なので、新たな引き出しが必要でしたし、やりがいがありました。

※MR…製薬会社の営業担当者。医師や薬剤師などの医療従事者に、自社の医療用医薬品の情報を提供する

MRの方には、仕事の内容はもちろんですが、なぜMRになろうと思ったのか気持ちの部分や、プライベートについてを重点的に聞きました。キャリアウーマンのイメージなので、カッチリしていそうと想像していましたが、飲み会もするし、恋愛もするし、家でぐうたらお菓子を食べる時間が幸せです、といったエピソードを聞いて、身近に感じて。そこだったら自分も役に落とせるなと(笑)。遙人君との恋愛パートでも生かせたかなと思います」

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