使い込んだお財布を買い替えるということには、ハードルが高いものがある。しかし、支払い方法が豊富に選べる現代だからこそ、持ってほしいお財布が多数存在する。そこで、本誌では、今欲しいお財布を厳選。必ずや、諸兄のスタイルに合う”私的最高ウォレット“があるはずだ。
勢力拡大中の薄マチ財布「フラグメントケース」
キャッシュレスシーンが拡大している今、最もトレンド感のある財布といえばフラグメントケース。薄マチのコンパクトサイズに必要最小限のカードや現金を収納できるこの財布は、新ジャンルとしての地位を確立しつつある。そこでMEN’S EXで人気の一流メゾンから、2021年春の新作をチョイス。ひと目でメゾン製とわかる格調高いフラグメントケースは取り出す所作までスマートに演出してくれるはずだ。
■BERLUTI(ベルルッティ)=上の写真1
魅惑のカリグラフィーで大人の余裕を演出
前面から裏面にかけて、美しいカリグラフィーが彫り込まれたカードホルダー。マチがないので、春夏ジャケットのポケットにもするりと入って、シルエットを崩さない。縦8×横14.5cm。8万1000円(ベルルッティ・インフォメーション・デスク)
■TOD'S(トッズ)=同2
やさしく発色のいいカラーと大きく開くL字がポイント
テクスチャードレザーにロゴを控えめに型押しした、上品なカードホルダー。中央のコンパートメントはL字型ファスナーによる大開口で、車や家の鍵など大きめなものも出し入れがしやすい。縦8.5×横12.5×マチ1.5cm。3万3000円(トッズ・ジャパン)
■SAINT LAURENT(サンローラン)=同3
型押しを生かしたシンプルデザイン マットブラックの金具もモードで◎
カーフスキンにカサンドラロゴをエンボス加工した、ジップ式のカードケース。縦式に使うこちらは、前面(写真裏)にはカードスロット5つが備わり、アクセスが容易。縦13×横7.5×マチ1cm。4万2000円(サンローラン クライアントサービス)
■DIOR(ディオール)=同4
表裏でコンビ素材を用いた気の利いた逸品
クラシックなジャカード生地とカーフスキンが表裏になった、洒脱(しゃだつ)なコンビ素材を用いたカードホルダー。その独特な手触りのおかげで、バッグから取り出す際も判別しやすい。縦7.5×横13.2cm。4万7000円(クリスチャン ディオール)
■LOEWE(ロエベ)=同5
先駆者だからこそわかる完成された使いやすさ
コインや紙幣をしまえるジップ付きのカードホルダー。発色の美しいレザーによる、意外性のあるカラーコンビネーションがロエベらしく、センスをアピールできる。縦7.5×横13×マチ0.8cm。4万5000円(ロエベ ジャパン クライアントサービス)
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■DUNHILL(ダンヒル)
シックなデザインの美しさを長く楽しめる大人サイフ
ジオメトリック模様に品格が漂う、コンパクトなフラグメントケース。素材ははっ水性と耐久性に優れたコットンキャンバスで、美しさが長持ちする。カードスロットは前面に加え、背面にも装備。縦9×横20×マチ1.5cm。2万6000円(ダンヒル)
■MONTBLANC(モンブラン)
メゾンの最新コレクションをより身近に携える
新作「モンブラン エムグラム (M_Gram) 4810」のカードケースは、頭文字をブラック×ブルーでモダンに解釈したデザインが新鮮。カード、コイン、紙幣を、スマートに持ち歩ける。背面の素材はPVC加工を施したキャンバスで、傷がつきにくい。縦7.5×横13×マチ0.5cm。2万1500円(モンブラン コンタクトセンター)
■PIERRE HARDY(ピエール アルディ)
シルキーな肌触りがクセになるシックな黒セットアップ
オンリーワンのキューブパースペクティブプリントは、どこでも注目の的。センターポケットのファスナーには大きなタブが備わり、スムーズに開閉することができる。カードスリットには色違いのスエードが配され、背面デザインも抜かりなし。縦12.5×横7cm。2万2000円(ピエール アルディ 東京)