「ナッツの女王」 美色に高級感

栄養価が高く、美しいグリーンに、バターのようなまろやかで高級感のある味わいから、「ナッツの女王」と呼ばれるピスタチオ。この数年スイーツのフレーバーとして人気が高まっている。

火付け役は、ペースト状にして瓶詰めした「ピスタチオクリームではないか」。スイーツライターの佐藤ひと美さんは話す。パンやクラッカーに塗って味わうもので、食材専門店などでヒット。「独特の味わいに加え、抗酸化作用などもあり、その後、罪悪感の少ないスイーツとして人気が高まった」。今やコンビニでも、多くの商品が並ぶ。

作り手にとっても魅力的な素材だ。お菓子の材料としてよく使われる「アーモンドは縁の下の力持ち。一方、ピスタチオは色も美しく香りも高いので主役になれる」と、「パティシエ エス コヤマ」のオーナーシェフ、小山進さんは話す。

ピエール・エルメ・パリのリシャール・ルデュさんによると、チョコやキャラメルのように「フランスでは定番のフレーバーのひとつ」だそう。日本でもおなじみの味になるかもしれない。

■ランキングの見方 数字は専門家の評価を点数化。店名(主要店舗や工房の所在地)、本文冒頭の太字は商品名。(1)税込み価格(内容量、送料別)(2)公式サイトや販売サイト(3)配送の状態(夏季は除く)。写真は三浦秀行撮影、スタイリングは西崎弥沙。

■調査の方法 専門家に取材の上、ピスタチオを使い、オンラインで取り寄せ可能な焼き菓子25種類を集め、新型コロナウイルス感染防止に配慮しながら試食会を開いた。「味」「ピスタチオの風味が生きているか」「コストパフォーマンス」などの観点から専門家が1~10位までを選び、結果を編集部で集計した。

■今週の専門家 ▽秋山敏信(京王プラザホテル ペストリーシェフ)▽音仲紗良(フードコーディネーター/ナッツ料理研究家)▽里井真由美(フードジャーナリスト)▽佐藤ひと美(スイーツライター)▽下井美奈子(スイーツコーディネーター)▽下園昌江(お菓子研究家)▽chico(スイーツライター)▽猫井登(お菓子の歴史研究家)▽平岩理緒(「幸せのケーキ共和国」主宰)▽松林千宏(お菓子勉強家)▽光野正三(成城石井 製造本部次長)▽リシャール・ルデュ(ピエール・エルメ・パリ 日本代表)=敬称略、五十音順

(生活情報部 井土聡子)

[NIKKEIプラス1 2021年3月27日付]


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