訳あり商品が買いやすく 食品や家電、家具もおトクに

写真はイメージ=PIXTA
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「訳あり商品」という言葉を耳にしたことがあるかたも多いと思います。形がいびつな野菜や、少し縫製がずれてしまった衣類などさまざまで、通常品と比べると何らかの訳があってお値段がおトクになっている商品になります。

かつては農家さんから直接買うとか、訳あり衣類もアウトレットモールにまで行かなければ手に入らないという時代もありましたが、流通を含め販路の多様化と、訳あり商品の認知度が広がったため、今では身近なところで購入することができるようになりました。

今回は節約にもつながるおトクな訳あり商品についてご紹介します。

社会貢献型通販サイトでフードロス削減

日本の商習慣では3分の1ルールというものがあり、製造日から賞味期限までの3分の1が過ぎる前にお店に納品、それを過ぎた商品を納入しようとすると返品されたり廃棄されたりします。賞味期限までの日数が短くなってはいますが、「まだまだ食べることができるのを廃棄するのはもったいない」とフードロス削減のため、賞味期限が短くなった商品を格安で販売しているのが、KURADASHI(クラダシ https://www.kuradashi.jp/)やjunijuni(ジュニジュニ https://www.junijuni.jp/)です。どちらのサイトも購入価格の中に寄付金が含まれており、寄付先を選べる場合もあります。

精肉、鮮魚、野菜といった生鮮食品から、缶詰やレトルトなどの加工食品、飲料など様々。筆者もクラダシがサービスを開始した6年前から利用していますが、上手に利用するとかなり節約につながることを実感しています。クラダシは1商品につき550円の送料がかかりますが、月会費550円のプレミアム会員になれば送料は無料になるので、2品以上購入するならばプレミアム会員になったほうがおトク。1単位の量が多いものもあるので、賞味期限までの日数と食べられる量か検討してから購入することが大切です。

筆者が2月にクラダシで購入したオイルサーディン缶詰、インスタントスープ、ごぼう茶。すべて定価の半額以下で購入

ギフト解体セールもおトク

ギフト解体セールとはお中元やお歳暮などのギフト用に箱詰めされた商品で、売れ残ってしまったものを販売するセールです。お中元やお歳暮の時期が終わってしばらくすると大手デパートや、最近ではホームセンターなどでも開催されています。サラダ油のセットやお菓子のセット、ハムのセットなど様々。箱から出してばら売りされるものもありますし、ギフトの箱のまま販売されるものもあります。ギフト解体セールも半額前後の価格なので、おトクです。

コロナ禍で余剰在庫となってしまった高級食材を格安で

昨年からの新型コロナウイルス感染拡大により、飲食店やホテル業界には大きな影響が出て、本来であれば使われるはずだった食材が大量に余ってしまうという状況になりました。またコロナ禍は国内だけのことではなく世界的な状況のため、輸出するはずだった食材が輸出できなくなったというものもあります。

新型コロナウイルスの感染拡大がはじまった当初は、SNSで生産者が直接声をあげ余剰在庫を格安で販売していましたが、最近はある程度まとまった形でネット販売しているところも増えてきました。

豊洲市場(https://www.tsukijiichiba.com/user/collection/264)や羽田市場(https://hanedaichiba.buyshop.jp/)のように卸売市場や業者が直接手掛けているところや、WakeAi(ワケアイ https://wakeai.net/)のようなコロナ禍で「困っている生産者や業者を助けたい」として誕生した会社もあり、野菜、肉、コーヒー、お茶、生花など幅広い商品が30%オフや50%オフで購入することが可能です。

型落ち品は新品でもおトク

型落ち品とは、家電をはじめとする電化製品で新商品が出たあとの、旧モデルになります。店頭には新商品が並ぶため、アウトレット品として安く販売されるものです。ネットオークションサイトや、フリマサイトで販売されることもありますし、近年では家電量販店のノジマが自社のサイト(https://online.nojima.co.jp/ec/shop/1/campaign/00000008/?defaultpage_SubHeader)で型落ち品をアウトレット価格で販売したり、ヤマダホールディングスがアウトレット専門店を構えたりしています。

新商品の機能が必要なければ、型落ち品を買うほうがおトクですね。

モデルルーム展示品・新古という訳あり

住宅展示場のモデルルームで使われていた家具や雑貨、ショールームに置かれていたり試乗車として使われただけの、いわゆる新古品もお値段がかなり安くなっています。

「モデルルーム展示品なんてどこで売っているの?」と思われるかもしれませんが、実は多くの地域に存在しており、暗い倉庫のようなところに家具などが無造作に並べられているお店で、なかなか普段の生活では視界に入ってこないものです。

筆者の実家の浴槽、自宅の洗面台、便器なども展示品を半額以下で購入し利用しています。

実店舗が近くにない場合は、ネット通販がおすすめです。お新古市場(https://www.rakuten.ne.jp/gold/oshinko/)などがありますが、「モデルルーム展示品+探している物の名前」で検索すると、いろいろ出てきます。筆者もお新古市場でトイレにつける棚や照明を購入し利用しています。

このように探していくと、訳ありでおトクに買えるものはかなり広範囲に渡って存在しています。その訳に納得して購入すれば、大きな節約につながりますので、何か必要なものがあったときはぜひ訳ありも検討してみてください。

矢野 きくの(やの・きくの)
家事アドバイザー・節約アドバイザー。明治大学卒。女性専門のキャリアコンサルタントを経て現職に。家事の効率化、家庭の省エネなどを専門にテレビ、雑誌、講演などで活動。著書:「シンプルライフの節約リスト」(講談社)他 オフィシャルサイト https://yanokikuno.jp