カーボン柄は非常にそそられる

本体カラーは、黒とカーボン柄を選べるのだが、SIGNATURE EDITIONを手に入れる方は、多くがカーボン柄を選択するだろう。いわゆるつや消しの黒だが、カーボンの織り目が透けて見えるのがすてきで、他のパソコンでは見られない外見である。塗装の質感が良く、非常に高級感があるのも好ましい。さらに、指紋が付きづらい工夫がされている。

カーボン柄をそのまま外装に使うには、製造段階で相当に気を使うことだろう。細かな傷があっても採用できないからだ。黒く塗装すれば、微細な傷や模様の粗い部分などは目立たなくなるはずだ。

天板にはカーボンの柄がうっすら見える

キーボードは文字が目立たない隠し刻印を選んだ。写真でご覧いただくと全体が真っ黒のように感じるだろう。だが、カーボン柄は微妙に茶色っぽく、単なる黒ではない。塗装だけでは実現できない、素材の持つすごみが伝わってくる。これほどまでに、マニア心をくすぐられる外観は久しぶりだ。

個人的に少々気になるのが、ディスプレーの縦横比が16対9であること。最近は、急速に16対10や3対2が増えている。縦に長いほうが画面が広く使えて便利なのだ。

ディスプレーのフチまでカーボンを採用。パズルのように外装パーツを組み合わせている
右のThinkPad X1 Titanium Yogaは、3対2のディスプレーなので縦方向が広い

あえて5Gは選ばなかった

拡張性は高いとはいえないものの、USB-C端子を2つ搭載しているので不自由は感じないはずだ。USB-A端子を割り切ったのは、相当考えてのことだろう。個人的にはUSBメモリーを使う機会はどんどん少なくなっており、USB-C接続の外付けSSDを中心に使っている。もちろん、USB-A接続の機器をつなぎたいときには、アダプターを利用すればよい。HDMI端子を採用するのでプロジェクターなどとの接続もしやすい。

今回、ちょっと悩んだのだが、携帯通信モジュールは内蔵しなかった。高速通信規格「5G」を内蔵すると追加で4万9500円かかり、これはいくらなんでも高すぎる。しかも、3年後でも僕としてはカバーエリアに満足できないだろう。高いお金を払って、現行の通信規格「LTE」を使うことになるのはいただけない。ならば、当面はテザリングでしのごうと思ったわけだ。

実は他社も5G内蔵モデルは高い。おそらく、1~2年もすれば2万円程度まで下がってくるだろう。しばらくはほとんどのエリアでつながらないのだから、そこまで値段が下がらないと積極的には買いづらい。

拡張性は高くない。USB-C端子が2つに、HDMI端子を備える
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持ち運びは余裕だが、バッテリー駆動時間はそれなり
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