サイズは小さくなれど、相変わらずパーソナル性を示すには重要なアイテムである財布。むしろ、コンパクトだからこそ、センスがギュッと凝縮されると言えます。手のひらで見せ場を作れるミニ財布、お教えします。
小さくても「アソコね」とわかることが大事
スマホ決済の普及により、存在感が薄まってきた財布。いえいえ、そんな時こそ真にセンスが問われるものです。手のひらに収まるサイズの中で、いかに楽しむか。そのひとつの答えが、小さくともドコとわかるデザインです。
つまりは、シグネチャーモチーフを採用しているミニ財布ってこと。これなら、会計時の一瞬でもどこのブランドかわかります。別にブランド自慢しようってワケじゃありませんが、こだわって選んでいるのだなということは伝わるはず。自己満足度の高い財布ですが、人となりを示す名脇役でもありますから。
とはいえ、今回は割と控えめなものを厳選してみました。手のひらサイズだからといって、手前味噌にならないようにね。
【エルメス】主に札を出す瞬間こそが見せ場です
ダークネイビーとブラックの2トーンになったレザーの2つ折り。傷が目立ちにくいことから日常アイテムにうってつけなグレインレザーを採用した外装は、一見すると実にシンプル。しかし、開くとそこにはあの文字が。これぞまさしく、さり気なくこだわりを見せられる財布の恒例です。
コチラが開いた状態。エルメスではおなじみですが、Hがモチーフになっています。ブラックとの2トーンになっているのも、これで納得ですよね。
コインポケットはなく、カードスロットと札入れのみ。カードは4枚収納可能です。スマホ決済が普及したイマドキは、これで十分です。
【グッチ】レトロテイストならロゴ自慢も嫌味ナシ
三つ折り仕様の〔オフィディア〕ミニウォレット。ブラウンレザーともにレトロな雰囲気を楽しませるのは、GGパターンをあしらったGGスプリーム キャンバスです。ウェブ ストライプやゴールドのダブルGロゴといったアイコニックなディテールがテンコ盛りですが、色がシックなので案外控えめです。
コインポケットは外側で、スナップボタン開閉に。外側のトリムと同じレザーを採用した内側には、札入れとカードスロットがレイアウトされています。