冷えた体もほっこり温まる カブとエビのあんかけ
カブとエビにとろりとあんをかけました。春が近いとはいえ、まだ冷えこむ日もあるこの時期、体が温まる一品があるとうれしいものです。
カブは季節によって火通りに差がありますが、比較的早く煮えて煮くずれしやすい野菜。このレシピでは皮をむかずに煮るので、手軽なだけでなく、くずれにくくもなります。
水溶き片栗粉はダマにならないよう、煮汁に加えたらすぐに混ぜてください。慣れないうちは、いったん火を止め、混ぜてから火をつけると安心です。鍋の中心までしっかり煮立てないと、時間がたったときに水っぽくもどってしまいます。
・カブ2~3個(250g)
・むきエビ100g
・A[酒小さじ1、塩少々]
・B[だし200ml、うすくちしょうゆ・みりん各大さじ1/2]
・水溶き片栗粉[片栗粉・水各小さじ1]
作り方(調理時間20分)
(1)カブは茎を1cmほど残して葉を切り落とす。茎の間の土は竹串を使って洗い流す。皮つきのまま4~6つ割りにする。
(2)エビは水で洗い、ペーパータオルで水気をふく。5mm角に切り、Aで下味をつける。
(3)鍋にBとカブを入れて中火にかけ、ふたをして3~4分煮る。
(4)カブに竹串を刺してスッと通るようになったら、エビを加える。菜箸でほぐしながら約1分、エビの色が変わるまで煮る。
(5)水溶き片栗粉の材料を混ぜ合わせて加える。混ぜながら煮立て、とろみがついたら火を止める。
(6)カブを器に盛り、エビをのせる。あんをかける。
ひとくちメモ
とろみ とろみをつける片栗粉。かつてはカタクリという草の根のでんぷんから作られていましたが、現在はジャガイモのでんぷんを主原料とするものがほとんど。とろみをつけるものは、ほかにくず粉やコーンスターチがあり、料理によって使い分けます。
(ベターホームのお料理教室 写真=大井 一範撮影)
[NIKKEIプラス1 2021年2月20日付]
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