立春も過ぎれば、天気のいい日には、すっきりした気分になりたい時もあるだろう。オーストラリアで爽快感抜群の国民的ドリンクが「レモン・ライム&ビター」だ。レモンとライムの組み合わせに加え、アンゴスチュラビターズというリキュールの苦味がおいしさを一層引き立てる。

ライムの濃縮ジュース(コーディアルという)とレモネード(スプライトなど)にアンゴスチュラビターズを数滴落とし、レモンスライスなどと共に出す。

在豪21年、語学学校やスキンケア事業も展開する松久保朱美さんは「とてもポピュラーなので、瓶入りのが安くスーパ―で買えます。本来のアンゴスチュラビターズを使ったものは、ほんのわずかですがアルコールを含むので、ノンアルコールものを選ぶ時も。最近の流行はコンブチャ割のレモン・ライム&ビターです」とか。

レモン・ライム&ビターに果実を添えて。ヘルシー志向のコンブチャ割は黒酢飲料のような味。撮影/松久保朱美

アンゴスチュラビターズは、もともとはベネズエラで兵士の胃の不調を整える薬草酒としてドイツ人医師が考案したもの。ウイスキーベースのカクテル「マンハッタン」などにも、味を引き締める上で不可欠とされる。通販でも購入できる。

アルコールがだめな人も、このレモンとライムのダブルの組み合わせが生み出す爽快感はぜひお試しいただきたい。砂糖かシロップをお好みで加えて、ソーダーで割ればよい。天気のいい日にぐいっと飲めば、オーストラリアの広がる青い海と赤土の大地、そこを吹き渡る風をきっと感じるに違いない。

協力/香港政府観光局、マカオ政府観光局、Travel Portland、アメリカンクラフトビール協会、オーストラリア政府観光局

小野アムスデン道子
世界有数のトラベルガイドブック「ロンリープラネット日本語版」の編集を経て、フリーランスに。東京と米国・ポートランドのデュアルライフを送りながら、旅の楽しみ方を中心に食・文化・アートなどについて執筆、編集、プロデュース多数。日本旅行作家協会会員。