2021/2/28
古代ローマの道路地図「ポイティンガー図」。左端にローマが描かれている。これは13世紀の写本。ウィーン、オーストリア国立図書館所蔵(BRIDGEMAN / ACI)
道路建設は、段階ごとに異なる種類の作業を必要とする。まず、障害物を取り除く。古代ローマの測量機器「グローマ」を使って、できるだけ直線になるようにルートを決める。 固い地盤に到達するまで土を掘り、そこに中サイズの石を敷き詰め、固い土台を作る。 その上に砂や小石を敷き詰めて、馬車や歩行者、動物が通りやすいように滑らかな表面を作る。都市部や地形が不安定な場所を通る道は、舗装用の石と縁石でさらに補強された(FERNANDO AZNAR/BRIDGEMAN/ACI)
古代ローマ人が道路の測量に使ったグローマ。写真は現代になって複製されたもの(DEA/ALBUM)
舗装作業の様子を描いた紀元1世紀のレリーフ。ローマ、ローマ文明博物館所蔵(BRIDGEMAN/ACI)
皮でできたカリガはブーツのようなサンダルで、靴底に鉄や銅でできた鋲が打たれていた。この鋲がサンダルを補強し、履きつぶすまで約1000キロの旅をすることができた(DEA/ALBUM)
ローマ街道沿いに作られた公共の宿場町にたどり着いた旅人たち。ローマ、ローマ文明博物館所蔵(DEA/ALBUM)
現代のシリア、アレッポ付近を通るローマ街道の舗装道路。アレッポとアンティオキア(現代のトルコ、アンタキヤ)を結んでいた(JAMES L. STANFIELD/NGS)

(文 JESUS RODRIGUEZ MORALES、訳 ルーバー荒井ハンナ、日経ナショナル ジオグラフィック社)

[ナショナル ジオグラフィック 2021年2月7日付の記事を再構成]

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