初回面接以降の運びがスピードアップ

カジュアル面談の場合、一般的な面接マニュアルのように「経歴は」「転職理由は」「志望動機は」といった質疑応答はありません。まず求人企業側の経営者がZoomなどの画面共有機能を使い、資料を表示してプレゼンテーションをしながら、創業の背景や理念、想いやビジョンを語ります(経営者と同レベルでそれらを語れるメンバーがいる場合、その人がカジュアル面談を行うこともよくあります)。

時間は30分~1時間程度。「最初からいきなり暑苦しくしてはダメだよね」と、求職者の負担にならない程度の時間が設定されることが多いようです。そして、求職者側が理念やビジョンに共感して会社への興味を強めたら、次の面接が組まれます。

次の面接も、「現場責任者から具体的なミッションを聞く」「現場で一緒に働くスタッフに仕事の進め方や働き方を聞く」「人事に労働条件や待遇面の情報を聞く」など、その人に合わせてカスタマイズした形で行われています。

ちなみに、金曜に初めてオンライン面談を行った社長と求職者が、土日のうちに一緒に食事に行って一気に距離を縮めたというようなこともありました。デキる経営者ほど、目的を達成するための行動がスピーディー。幹部スタッフの採用が、初回面談から1週間以内に決まるようなケースもあります。

面接のオンライン化後、オフィスをわざわざ訪問するのとは異なり、コミュニケーションが手軽になって、企業側も求職者側も物理的・心理的なハードルが下がっています。

転職を考えている皆さんとしても、気になることがあるなら選考の過程で、「現場で働く皆さんとお話しさせてください」などと相談してみてはいかがでしょうか。

今の環境であれば、メンバーのスケジュールが調整しやすくなっているので、1回のオンライン面接で3~4人のメンバーと話ができるケースもあります。

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次回面接の候補日程に「翌日」が含まれることも