在宅ワークにも役立つApple Watchの機能に再注目

Apple Watchのように誰もが気軽に身に着けられるスマートウオッチにより、少なくとも心房細動の兆候をユーザー自身で見張れることの安心感はとても大きい。筆者はまだ不規則な心拍の通知機能を使い始めて日が浅いが、これをオンにしてもApple Watchのバッテリーの減りが早くなるようなことはなさそうだ。自分には関係ないと思う方も機能をオンにして一度は使ってみてほしい。

2つの機能が新規に使えるようになったことで、Apple Watchユーザーの健康維持・増進に役立つ機能が再び注目されるだろう。例えば「フィットネス」アプリの「スタンド」計測や歩数計、規則正しい生活リズムのバロメーターにもなる睡眠記録など、Apple Watchが搭載する体と心のメンテナンスに役立つ機能は、在宅ワークが長く続くビジネスパーソンの健康管理・維持にも役立つ便利な機能なので、ぜひ使ってみることをおすすめする。

あくまでもフィットネスとウェルネスのツールに

ただし、不規則な心拍の通知機能をオンにしてApple Watchを身に着けてさえいれば心疾患の兆候がすべて把握できるわけではない。胸の痛みや圧迫感など、体調がすぐれない時にはApple Watchに通知が届いていなくても、自分の判断で適切な時に病院や医師を訪ねるようにしたい。

心電図の結果はデータをPDF化して、メールやLINEに添付して送ることもできる

心電図データはPDFファイルとして出力して、メールやLINEに添付して送ることもできる。かかりつけの医師が心電図のデータを健康相談の材料として受け付けて、親身に話を聞いてくれれば何よりだが、すべての医療機関や医師がオープンに対応してくれるとは限らない。今後はApple Watchの機能を、オンライン診療などにも効果的に役立てられるような医師と患者の関係、仕組みができるのか注目しなければならないだろう。

山本敦
フリーランスライター。オーディオ・ビジュアル専門誌のWeb編集・記者職を経て独立。AI・IoTに関わるスマートオーディオ、4KにVODまで幅広いカテゴリーに精通する。堪能な英語と仏語を活かし、国内から海外のイベント取材、開発者へのインタビューを数多くこなす。
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