日経エンタテインメント!

きつねとたぬきが生まれた理由

――新曲『化かしHOUR NIGHT』はゲームがモチーフになっています。

ビッケ レコード会社を交えて「曲を一緒にやりたいね」と話したのは20年1月。最初はバラードを作るつもりだったんだけど、お互いに持ち寄った曲がそれぞれ完成されていて、うまく合体させることができませんでした。

次に考えたのが、テックハウス。もともと体育さんはテクノが好きで、僕はハウスが好き。だから誰に聴かれなくてもいい、本気のテックハウスを作ってみようということになったんだけど、それもあまりうまくいかない。それならみんなに愛される曲を目指してみようということになり、今の形になりました。

――ビッケさんがきつね、岡崎さんがたぬきになっていますね。

ビッケ たぬきときつねのキャラが生まれたのは、僕のラジオ番組の代打を体育さんにお願いしたとき。番組放送中、Twitterを使ってリアルタイムで「いいぞ、たぬき野郎!」とあおったら、体育さんが「なにゆうてんの、おまえこそきつねみたいな顔して」と返してきた。このとききつねとたぬきというキャラが生まれました。そこからアイデアが広がり「きつねとたぬきの化かし合い」という路線で行こうということになったんです。

岡崎体育(以下、岡崎) 新曲に入っているコメンタリーとはちょっと言っていることが違いますが、こちらが公式ということで(笑)。

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後編では新曲『化かしHOUR NIGHT』やそのミュージックビデオが完成するまでの過程、そして「これは革命だ」と思ったというゲーム内配信イベントでの出来事について聞く。

後編「ゲームの中で新曲イベント ビッケブランカ&岡崎体育」>>

ビッケブランカ 愛知県出身のシンガーソングライター。2018年リリースのアルバム『wizard』収録曲「まっしろ」がドラマ挿入歌として大きな話題を呼び、iTunes総合アルバムチャートで2位を記録。海外でも、アニメ『ブラッククローバー』シリーズで担当したオープニング曲がロングヒットを続け、Spotify月間リスナー数は120万人を突破している。

おかざきたいいく 京都府出身の男性ソロプロジェクト。2016年4月に公開した「ミュージックビデオあるある」を題材にした「MUSIC VIDEO」のミュージックビデオが大きな話題を呼ぶ。CMやドラマ、映画出演などマルチな活動を行いながら、19年には自身がデビュー前より夢と語ってきたさいたまスーパーアリーナでのワンマン公演を成功させる。

『化かしHOUR NIGHT』

作曲と編曲をビッケブランカ、作詞をビッケブランカと岡崎体育が共作した、アップテンポなダンスミュージック。ミュージックビデオもレトロなテレビゲームがモチーフに。(Avex trax/1000円税別)

(ライター 井上真花=マイカ)

[日経エンタテインメント! 2021年1月号の記事を再構成]

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