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NECの新型ノートPC バランスに優れウェブ会議に強み

戸田覚の最新デジタル機器レビュー

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NIKKEI STYLE

今回は、NECパーソナルコンピュータのモバイルノートパソコン(PC)「LAVIE Pro Mobile」の新モデルを紹介する。2020年7月にも本コーナーで取り上げたが、21年の春モデルとして刷新した。製品は順当に進化しているが、この間、ライバルメーカーも矢継ぎ早に新製品を投入している。市場を取り巻く環境も大きく変わってきたので、その点を含めてレビューしていこう。

なお、今回は試作機を撮影しているので細部が製品版と異なる可能性がある。また、性能を測るベンチマークテストは実施していない。

CPUは順当に進化

今回、最も進化した点は、CPU(中央演算処理装置)が第11世代の「Core i」シリーズとなったことだろう。まあ「順当な進化」だが、市場環境はこれまでとは徐々に違ってきている。

昨年は予想外のテレワーク需要でCPUの供給が不足し、PCが手に入りにくい状況が続いた。米Intel(インテル)のCPUを搭載したPCが品薄になったタイミングで、米アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)製の「Ryzen(ライゼン)」が「価格の割には高性能」として大いに人気を博した。米Apple(アップル)は自社で開発した「M1」チップを投入し、驚異的なコストパフォーマンスで話題となった。

話をまとめると、「高性能PCを安く買えるのが当たり前」の状況になっているのだ。LAVIE Pro Mobileの店頭モデルの予測価格は19万4800円(税別)から。実際にはここから値引きされるが、どこまで価格が下がるかがポイントだ。特に上位モデルは、これまでのような価格では徐々に売れにくくなっていくだろう。

LAVIE Pro Mobileの最大の特徴は、バランスの良さだ。本体の重さはモデルによって異なるが、889グラムから。天板と底面にカーボンを採用しており、これが軽量化に寄与している。ディスプレーは13.3インチ。ライバルメーカーは、同じく13.3インチモデルで600グラム台の製品をリリースしているが、極端に軽くてバッテリー駆動時間が短い製品より、900グラムを超える程度で超時間使えるほうが好ましいと思うユーザーは少なくないだろう。

拡張性が高く使いやすい

軽量モデルながら拡張性は十分だ。USB-C端子を2つ、USB端子を1つ、HDMI端子、microSDカードスロットなどを備える。USB-C端子はディスプレー出力機能を備えており、ケーブル1本で外付けディスプレーをつなげるようになった。ただし他社の21年春モデルには、高速データ転送などの最新規格「Thunderbolt 4」に対応した製品が増えているので、その点は少し遅れている印象は否めない。

ウェブ会議向けの機能が充実

ウェブ会議に特化した機能を複数搭載しているのも特徴だ。専用ツールで会議への接続が簡単にできる。さらに内蔵スピーカーからの音声が聞こえる範囲を調整する機能や、周囲の雑音や残響を抑える機能、使用者以外がのぞき込む視線を検知すると画面を自動でぼかす機能などを備える。複数のユーザーとウェブ会議を行う際には、それぞれの声の大きさを均一にすることもできる。

さらに、持ち出して使う際に安心な「MAMORIO PC」を搭載している。これはノートPC本体からBluetoothの電波を定期的に発信して、PCを置き忘れたときにあらかじめひも付けておいたスマートフォンにアラートを送ったり、最後に使った位置をスマホの地図に表示する機能。持ち去りなどでもアラートは鳴るが、完全に保証されているわけではない。電源がオンもしくはスリープの際に機能する。購入後2年間は無料で利用できるが、3年目からは有料となる。

キーボードはなかなか打ちやすい

キーボードは、19ミリのフルピッチで、1.5ミリのストロークを確保している。モバイルノートとしては上々の打ち心地だ。

タッチパッドも使いやすいが、左右のクリックボタンがないのは残念なところだ。なお、本体はディスプレーを開くと後端がせり上がる構造を採用している。入力の際の手首の角度が最適になるのはうれしい。

ACアダプターは65ワットでコンパクトなタイプが付属している。気になる駆動時間は約20時間(カタログ値)だ(24時間駆動のモデルもある)。

価格競争の激化は必至

LAVIE Pro Mobileが主に狙っているのは、ずっと店頭でPCを購入してきた古くからのファンだろう。仕事と家庭の両方での利用を視野に入れている個人購入のユーザーが中心になる。だから、相変わらずかなりのソフトがプリインストールされている。これを邪魔というユーザーがいる一方で、必要とする人も少なからずいる。

最近は日本HPやエイスーステック・コンピューター(ASUS)、レノボ・ジャパンなどの海外メーカーからも、1キロ程度の軽量ノートが続々と登場している。一昔前のように、「軽さなら国内メーカー」という状況ではない。価格競争がいっそう激しくなるのは、間違いなさそうだ。

戸田覚
 1963年生まれのビジネス書作家。著書は150点以上に上る。パソコンなどのデジタル製品にも造詣が深く、多数の連載記事も持つ。ユーザー視点の辛口評価が好評。

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