『ナギサさん』の眞栄田郷敦、あと5~10年は下積み

日経エンタテインメント!

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平均視聴率15.0%で、続編ではない民放の新作連ドラとしては2020年のトップになったTBSの『私の家政夫ナギサさん』。家事が苦手な、製薬会社で働くメイ(多部未華子)が、おじさん家政夫のナギサさん(大森南朋)と出会ったことから始まるラブコメディだ。この作品で、メイの後輩となる、新入社員の瀬川遙人を演じた眞栄田郷敦(まえだ ごうどん)。素直でかわいい、チームの弟的存在を好演した。連ドラ出演は、『ノーサイド・ゲーム』(19年)に続き、2作目。前作はスーパープレーをするラガーマンの役だったが、全く異なるタイプのキャラクターにふんした。[※視聴率はビデオリサーチ関東地区調べ。平均視聴率は編集部調べ。]

2000年1月9日生まれ、米ロサンゼルス出身。18年から活動を開始し、19年に映画『小さな恋のうた』で俳優デビュー。21年は、映画『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』、『東京リベンジャーズ』が公開予定(写真:橋本勝美)

「1年前の『ノーサイド・ゲーム』では、『ドラマってこう撮るのか』というところから始まって、右も左も分からない状態でした。『ナギサさん』は同じTBSの作品ということもあって、母校に帰ったような安心感がありました。居心地のいい現場で、クランクアップするのが本当に寂しかったです。

ハルトを演じるにあたって、監督やスタッフさんとの間では、『子犬のような』というのがキーワードだったんです。それに加えて、空気が読めない瞬間があっても憎めない、空回りしても一生懸命だから嫌いになれないような、やる気に満ちた新入社員っていう軸を作っていきました。

コミカルなシーンが多かったのも、現場の空気を良くしていた1つの要因だと思います。リハーサルでやってみて、スタッフさんが笑ってくれて、『これでいいんだ!』と自信を持ってお芝居ができる、いい循環になっていた気がします。第5話での、車の急ブレーキの弾みでソフトクリームに顔を突っ込むシーンは、特に印象に残ってます。暑い日でどんどん溶けちゃって、何度もやりました(笑)」

本編の放送後にParaviで毎週配信された、オリジナルストーリー『私の部下のハルトくん』では、1本10分程度の作品ではあるが、主演の立場に。

「すごく楽しかったです。主演と言っても、本編の延長線上にあるものだったので、そこまで意識はしませんでした。同じ職場の先輩役の、ハナコの岡部大さんと、若月佑美さんとの3人のシーンが多くて、ネタ合わせのようにセリフの掛け合いを練習して臨んでました(笑)。お2人とは仲良くさせていただきました」

『教場II』で味わった達成感

マネジャーいわく「1度仕事をしたことのあるプロデューサーは、みなさんハルト役を見て“やられた”と悔しがった」そうで、それほどハマり役だったと言える。そんな眞栄田は、18年にモデルとして活動を開始し、19年に映画『小さな恋のうた』で俳優デビューしたばかり。千葉真一を父に持ち、新田真剣佑が兄という芸能一家ではあるが、俳優を志したのは最近なのだという。

「『小さな恋のうた』のお話をいただいてからです。当時は役者をやろうなんて全く思っていなくて。でも台本を読んでみて、素敵なストーリーや役に心引かれたんです。実際に経験してみて、まず思うようにできない悔しさがあったり、でも楽しいと感じる瞬間もあったりして、どんどん役者という世界に引き込まれていきました」

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