実は僕たちは100円ぐらいの値段のキン消しを500円とか、何倍にもふっかけて売っていました。話し合いの結果、「暴利をむさぼるのはダメ。バス代も含めると、売値は130円ぐらいが妥当だよね」という風に論がまとまってくるわけです。聖書の中にも「暴利」を戒める意味合いの言葉があります。多分、先生はそれも意図して、みんなで話し合いを持ってくれたのだと思います。大学在学中にIT分野で起業しましたが、価値に見合う適正な価格について考えるようになりました。

青山通りに面した青山学院大学の正門。初等部から大学までが同じ区画内に広がる

ITとも初等部の時に出合った。

祖父は自動車教習所やタクシー会社などを経営した実業家でした。小4の頃、「俺は自動車を使ってうまく商売をやってきた。これからパーソナルコンピューターの時代だ」と(NECの)パソコン「PC―8001」を買い与えてくれました。

1980年代で、まだパソコンが普及を始めた頃の話です。ある民放の事業局が新潟県の妙高高原で開催したパソコン少年の養成キャンプに参加し、そこで「BASIC」という初心者向けのプログラミング言語を覚えました。まあ、パソコンでゲームばかりやっていたのですが。祖父は小5の時に亡くなったので、「パソコンをやれ」というのは遺言になってしまいました。

僕は一部で「サウナ好きの経営者」として知られています。サウナに入る習慣が身についたのも初等部時代です。室内プールがあり、そこにサウナもあったのです。水泳をすると、体が冷えるので、そこで温めていました。小学生のサウナ好きなんて珍しいかもしれませんが、仲間と裸の付き合いをするのは非常に楽しかった。今、サウナはビジネスパーソンの間でもひそかなブームになっていますが、その先駆けだったわけです。

青学の初等部の頃はあまり必死に勉強した記憶はありません。自由に遊びほうけていましたが、一生の仲間を得ることができました。今のビジネスにつながる基はこの学校で育まれたと思っています。

(代慶達也)

(下)「青山サンバ隊」が起業の原点 ZHDの川辺社長 >>

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