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榊淳司 後悔しない住まい選び

新築と中古でこんなに違う マンション購入時の注意点榊淳司 後悔しない住まい選び(4)

2021/1/19

榊淳司 後悔しない住まい選び

例年、年明けから3月の上旬あたりまでは、新築マンションがよく売れる時期で、業界にとっては書き入れ時です。しかし、2021年はどうでしょうか。緊急事態宣言も発令されたことで、例年よりもやや動きは鈍いように思えます。

20年の後半は中古マンションがよく売れました。テレワークが普及したことで、部屋の数や広さを求めて住宅購入のスケジュールを早めた人が増えたのでしょう。購入した物件が空室の場合、「すぐに引っ越しができる」というのが中古の強みではあります。

「新築」は竣工後1年まで

ところで、マンションを購入する場合、「新築」と「中古」とではどういう違いがあるのでしょうか。初歩的なところから分かりやすく説明してみましょう。

まず、「新築」とは一度も人が住んでいない状態のことです。ただ「竣工して2年たったけれど、まだ売れない」という物件もあります。その場合、正確には「新築未入居」と表現します。文句なしに「新築」と言えるのは竣工後1年までとされています。

「中古」は一度でも人が住んだ物件です。たとえ築6か月でも、その間に人が住んでいれば中古となります。

「躯体のコンクリートは100年もつ」

マンションの寿命には諸説あります。きちんとメンテナンスをしていれば、躯体(くたい)のコンクリートは100年もつと言われています。

しかし、例えば給排水管などは20~25年、エレベーターは17~25年が耐用年数となっています。こういった設備を順次更新していけば、理論的には100年でも住めるのです。

そう考えると、仮に「築10年」の物件でも「あと90年住める(新築時の9割の価値はある)」という考え方もできます。

モデルルームで心躍らせてしまうと……

新築の場合は建物が完成する前から販売を始める場合がほとんどです。最近では「竣工販売」といって、建物が完成してから販売を始めるケースもよく見かけます。モデルルームや販売センターの建設のために予算が確保できない小規模な物件に多いようです。

しかし、100戸以上のマンションならば大抵、敷地の外にモデルルームを設置し、建物が完成する1年~2年前から販売を始めるのが普通です。

新築マンションを購入する場合、まだ建物が完成する前に図面やモデルルーム(バーチャルを含む)を見て、購入の可否を判断することになります。このため、実際の住戸ができあがって内覧してみると、「イメージと違う」ということはよくあります。

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中古の「現況有姿」の契約条件に注意