日経エンタテインメント!

上位を狙う新規参入組

ユーチュラ調べ。記事中のランキングで登録者数に違いがあるのは調査日が異なるため。YouTube登録者数ランキングは10月13日、芸能人YouTubeチャンネル登録者数ランキングは10月3日調査。11位から20位は日経エンタテインメント!2020年12月号に掲載

最後に芸能人に絞った順位とその開設時期の関係を見ていこう。「芸能人YouTubeチャンネル登録者数」ランキングは、株式会社オモシロが運営する『yutura(ユーチュラ)』のデータをもとに、主にテレビなどYouTube以外のメディアをメインに活躍する著名人チャンネルにフォーカスを当てたものだ。ユーチュラはさまざまなテレビ番組などにランキングデータを提供している。

1位は総合ランキングでも6位に入った米津玄師で550万人。2位も同じくアーティストのONE OK ROCKだ。ともに開設時期は約10年前。アーティストたちが以前からYouTubeを積極的に活用していたことが分かる。

一方、20年以降に開設したチャンネルに目を向けてみると、江頭2:50が216万人で9位にランクインしている。2月1日の初投稿からわずか74日でチャンネル登録者数200万人突破を記録した。これは国内で嵐に次ぐ2位のスピードだ。

3月にチャンネル開設した佐藤健も196万人と高い人気を博している。大ヒットしたドラマ『恋はつづくよどこまでも』の最終回直後に共演者の上白石萌音を招いて初配信を行い鮮烈なデビューを飾ったが、6月に行ったライブ配信では「謎解き系YouTuberとしてやっていきたい」と発言。以降、松丸亮吾や神木隆之介らとコラボして謎解きに挑むなど、テレビでは見られない姿を披露してファンの心をつかんでいる。

声優でランクインしているのが、アニメ『鬼滅の刃』で竈門炭治郎役を務める花江夏樹。『鬼滅の刃』のゲーム実況を行った動画は1300万回再生を突破している。

このベスト20からは惜しくも漏れたが、今後上位に入るのが確実視されるタレントもいる。

例えば1月にチャンネルを開設した川口春奈も登録者数109万人と高い支持を集める。故郷の長崎・五島列島に里帰りする姿を収めた動画を公開するなど、飾らない姿を見せ大きな話題を呼んだ。

新型コロナ感染拡大の影響で、表現する場を求めてオンラインに活路を見出した著名人も多く登場している。このような背景を踏まえると、今後も有名人・著名人のYouTube進出の流れは続きそうだ。

調査方法
日経エンタテインメント!編集部と日経クロストレンド編集部が200万人以上のフォロワーがいるアカウントをピックアップ。そのリストを元に、ユーザーローカルがアカウントのフォロワー数とリアクションを調査した。フォロワー数は10月13日時点の数字。反応率などの数字も10月13日時点の数字だが、アカウントによっては今年の全投稿が集計対象になっていないケースもある。

(ライター 中山洋平)

[日経エンタテインメント! 2020年12月号の記事を再構成]

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