どうやって巻いたらお洒落に見える?
「上品ニュアンス出し」簡単巻き方レクチャー!
ひと巻きや1回結びなど、簡単そうに見えながらニュアンスを上手く出すのは意外に難しい。そこで、簡単に洒落度を上げられるテクを手順を追ってレクチャー。

半面コントラストを巻きの左右に効果的に出す
01.LORO PIANA(ロロ・ピアーナ)

<1>首の後ろで1回ねじり垂れて見える面の色が左右で変わるようにして垂らす。<2>1回巻きする。<3>このときに左右の色が同じになってしまったら、首元で片側をねじって違う色が見えるようにする。<4>首回り部分も、バイカラーが両色見えるように少しねじって調整する。
ざっくり素材の大判は首回りにボリューム感を
02.THROW(スロー)

<1>大判ストールは垂らしてもドレープが出にくく、結ぶとボリュームが出すぎるので注意。まずは左右に大きく広げて……。<2>身体の前から後ろに片側を回し、逆サイドを手前に持ってくる。<3>左右の端は巻いた内側に自然に収める。<4>立体感が出るように巻いた面を整えて完成!
大柄な英国チェックは片側垂らしをアクセントに
03.JOSHUA ELLIS(ジョシュア・エリス)

<1>ストール自体が大柄で表情をよく見せたいときは、垂らす分量を片側にして視線を集中させよう。まずは首に垂らして……。<2>さらりと1回巻く。<3>巻いたほうの端を、巻いてできた輪の中に収める。<4>垂れている面を広げてドレープを出し、柄が際立つよう調整。
薄手のストールは1周+結びでコンパクトに
04.DRAKE’S(ドレイクス)

<1>薄手のウールストールは、かさが少ない分、結んでもゴロゴロせずアレンジしやすい。まずは片方をかなり長めにして垂らす。<2>くるりと1周巻く。<3>左右の端を手に取り、1回結びにする。<4>色々な柄の部分が見えるように、ねじったりドレープを出したりして調整する。
ワントーングラデーションはひと巻きの中でトーン見せ
05.BEGG×CO(ベグ アンド コー)

<1>端から端まで続くグラデーションは、自然に美しく見せるのがポイント。まずは左右均等くらいに垂らす。<2>無造作に1回巻く。<3>首回りに出来る輪の部分にも、ボリューム感を持たせる。<4>左右の垂れた面にドレープ感を上手く作ると、よりグラデが引き立つ。
※表示価格は税抜きです。
撮影=鈴木泰之、伏見早織 スタイリング=四方章敬 ヘアメイク=馬場拓也(SEPT) 文=小曽根広光
[MEN’S EX 2021年1・2&3月合併号の記事を再構成]
SUITS OF THE YEAR 2021
アフターコロナを見据え、チャレンジ精神に富んだ7人を表彰。情熱と創意工夫、明るく前向きに物事に取り組む姿勢が、スーツスタイルを一層引き立てる。