小芝風花 「この人が出てるなら見たい」と思わせたい

日経エンタテインメント!

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2011年に芸能界入りし、14年の実写映画版『魔女の宅急便』の主役に抜てきされた小芝風花。以降、NHKの連続テレビ小説『あさが来た』(15年)でヒロインの娘を演じ、19年には特撮オタクにふんしたNHKの『トクサツガガガ』で連続ドラマ初主演。20年は4月期の『美食探偵 明智五郎』(日本テレビ系)で、ヒロインとなる小林苺役を演じ、夏クールの『妖怪シェアハウス』(テレビ朝日系)では、民放連ドラ初主演を果たした。さらに10月には単発ドラマ『書類を男にしただけで』(TBS)に主演。23歳で主役クラスに駆け上がった1年だった。

1997年4月16日生まれ、大阪府出身。12年に女優デビュー。14年の映画『魔女の宅急便』でキキ役を演じ、ブルーリボン賞などを受賞。テレビ朝日の連ドラ『モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~』は1月23日スタート(土曜23時)。オスカープロモーション所属(写真:藤本和史)

「20年の撮影は、『美食探偵 明智五郎』から始まりました。明智役の中村倫也さんや、明智と対決する殺人鬼・マリア役の小池栄子さん……周りは頭の回転が速くて面白い方たちばかりで、現場ではずっと笑ってましたね。特に中村さんは、休憩中にクイズを出し合ったり、ふざけたりして、かわいがってくださって。小池さんにはよく『兄妹みたい』って言われてました。中村さんは、『このセリフだと言いにくくない?』とか、私の役のアドバイスもくださいました。『お兄ちゃん』だけでなく、先輩として尊敬する部分がありました。

『美食探偵』で印象に残っているのは、第6話。山小屋が火事になるシーンです。マリアには絶対かなわないと見せつけられるんですけど、今見ても『やっぱり勝てない』と悔しくなるほど。その後に、緊急事態宣言が出て撮影ができなくなったんです。放送休止になるとしても、『あとワンシーン撮れば、6話は放送できるのに』って、もどかしく思っていました。それから2週間くらい経って、感染対策を取りながら、演出を変えて撮影することになって。撮影時間も早く終えなきゃいけなかったので、ぶっつけ本番。テストがないからこそ気持ちをぶつけることができて、いい経験になりました」

黒バックのスタジオで、大きく距離を取った明智と苺がシリアスに言葉を交わすこのシーンは、近いようで遠い心の距離を演出していると評判で、「これが令和の新演出」などとSNSで大反響。ツイッタートレンド1位になった。

『美食探偵』を撮り終えてクランクインしたのが、『妖怪シェアハウス』だ。恋人にフラれ、妖怪たちの家に転がり込んだ主人公・目黒澪を演じ、松本まりか、大倉孝二、池谷のぶえらと共演した。

イメージを覆すような役を

「『妖怪シェアハウス』は、共演者の方々が初めての方ばかりで、最初はドキドキしてたんです。でも、妖怪とその役者さんの相性が抜群すぎて(笑)。まりかさんの色気と小悪魔感は『お岩さん』にぴったりだし、大倉さんの飄々とした『ぬらりひょん』や、『座敷童子』ののぶえさん、『酒呑童子』を演じた毎熊克哉さんも、イケメン具合が鬼とマッチしていて、現場はすごく盛り上がりました。

ただ、1人でもコロナにかかると大変なので、細心の注意を払って。私も撮影以外では家から出ることも控えてました」

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