あなたの付加価値は何か、について理解してもらう

3)単なる相づちではなく、自分の意見やアイデアを乗せる

面接で質問者が話すことに「全面的な相づち」ばかりを打ちまくる人がいます。「はい、おっしゃる通りだと思います」「ほんと、その通りですね!」といった具合です。

もちろん、相手の話を聞き、それに前向きな反応をすること、共感・合意することは大切なことです。ただし、ミドルやリーダー層の皆さんの場合、これが行きすぎると逆効果になります。それ以上に留意してほしい点があるのです。それは「合意だけしている人はいらない」ということです。

特に社長や役員クラスの面接官だと、あまりに過剰な迎合と映ると、内心では「本心か」と勘ぐります。面接側が知りたいのは、それだけ共感・合意してくれるなら、そのうえであなたは我が社に参画したら、具体的に何をしてくれるのかということです。そして、その有無こそが、採用したいと思うか思わないかの分かれ目なのです。

要は、あなたの付加価値。その応募先企業があなたを採用する意味は何なのかということです。

面接側が伝えている現在の我が社の考えや施策は、既に現体制で実現できていることといえます。若手や中堅社員の採用であれば、それをしっかりやってくれる人でオーケーですが、ミドル層、リーダークラスのあなたに求めるのは、プラスアルファで我が社に持ち込んでくれる付加価値があるのかどうかです。

面接の際、自分としてはとても盛り上がったので、きっと合格だと思っていたら、NGの連絡が来たという経験のある人は、ぜひ、この部分がどうだったかを確認してみてください。おそらく相手先企業からすると、「良い人だとは感じるが、当社に参画してもたらしてくれる付加価値がない(見えない)」と感じられたはずです。次回以降、そのようなことのないよう、心がけてください。

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共感の輪を結ぶことが、縁を引き寄せる
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