仕事はかどるおうちカフェ 本格コーヒーメーカー4選
新型コロナウイルス禍によるテレワークなどで、自宅でコーヒーを飲む機会が増えた人も多いだろう。高機能コーヒーメーカーを扱うデロンギ・ジャパンの2020年10月発表の調査によると、コロナ禍により自宅でコーヒーを飲む頻度が増えた人は約2割、なかでもリモートワーク経験者は、約4割が増えたと回答したという。そこで今回は、自宅でこだわりの本格コーヒーが淹(い)れられるコーヒーメーカーを4点紹介する。
本格ラテも全自動で抽出 デロンギ
デロンギ・ジャパン(東京・千代田)が販売するイタリアの家電メーカー、デロンギの全自動コーヒーマシンは、豆や水の計量から豆挽(ひ)き、抽出、内部洗浄まで自動で行うのが特徴。20年10月に発売した「デロンギ ディナミカ 全自動コーヒーマシン ECAM35055B」は、自動カプチーノ機能「ラテクレマシステム」を搭載し、カフェのようなカプチーノやカフェラテが楽しめる。
ラテクレマシステムを使用したミルクメニューはカプチーノ、カフェラテ、ラテマキアート、フラットホワイト、ミルク(フロス、スチーム)の5種類。あらかじめミルクタンクに牛乳をセットしておき、タンクの脇にあるつまみを調整することで、好みの泡の量に調節できる。残ったミルクは、タンクごと取り外して冷蔵庫で保管が可能。
プロのハンドドリップを再現 ツインバード工業
ツインバード工業の全自動コーヒーメーカー(6杯用・3杯用)は、コーヒー界のレジェンドと称されるカフェ・バッハ(東京・台東)の店主、田口護氏が監修。豆の量から粒度、水量、湯温、蒸らし時間、ドリッパーリブの高さまで、すべての工程を再現することで、田口氏が目指すまろやかなおいしさを実現した。
コーヒーミルには、摩擦熱を抑えて豆の風味を損なわない「低速臼式フラットミル」を採用。6カ所から内側に向けて斜めに湯を注ぐシャワードリップと最適な蒸らしで、プロのハンドドリップを再現した。挽き具合は粗・中・細の3段階、抽出温度は83度・90度の2段階で設定でき、豆の特徴や好みに合わせて淹れ方を選べる。
ソリュブルコーヒーで手軽に本格ラテを ネスレ日本
ネスレ日本(神戸市)の「ネスカフェ ゴールドブレンド バリスタ」は、同社のレギュラーソリュブルコーヒー「ネスカフェ ゴールドブレンド」などでクレマ(泡)のある多彩なカフェメニューが淹れられるコーヒーマシン。カフェラテなどを好む人が増えたことから、ラテ系メニューがワンタッチで手軽に楽しめる「ネスカフェ ゴールドブレンド バリスタ Duo(デュオ)」が登場した。
レギュラーソリュブルコーヒーをセットするコーヒータンクのほか、同社の粉末クリーマー「ネスレ ブライト」(『バリスタ デュオ』対応品のみ使用可能。家電量販店またはオンラインストアで販売)をセットできるタンクを備え、ラテ系メニューを作るときも牛乳は不要。コーヒーとクリーマーを別々に抽出するため、「本格的なコーヒーの層」と「きめ細かなミルクフォームの層」それぞれの味わいを楽しむことも、混ざりあう味を楽しむこともできる。
マグサイズ以上も最適に抽出 ネスレネスプレッソ
ネスレネスプレッソ(東京・品川)のカプセル式コーヒーメーカー「VERTUO NEXT(ヴァーチュオ ネクスト)」は、独自に開発した新抽出テクノロジー「遠心力抽出法」を搭載。従来のような圧力をかけて抽出する方式ではなく、カプセルを回転させることで生まれる遠心力でお湯を注入し、コーヒー豆全体にお湯を行き渡らせて抽出する方式を採用している。
近年、マグカップサイズ以上の量のコーヒーを飲む人が増えていることから、エスプレッソ(約40ミリリットル)~アルト(約414ミリリットル)と5つのカップサイズがワンタッチで淹れられるシステムに。カプセルを本体にセットすると、カプセルに印刷されたバーコードから情報を読み取り、各カップサイズとブレンドに合わせて回転スピードや注入湯量、湯温、蒸らし時間などを最適化。豊かなクレマのある新感覚の本格コーヒーが味わえる。
白物家電・美容家電を中心に、暮らしにまつわるモノやコトを幅広く取材、執筆するフリーライター。リアルな主婦目線で、日々の家事が楽しく快適になる家電の取り入れ方を積極的に発信する。
ワークスタイルや暮らし・家計管理に役立つノウハウなどをまとめています。
※ NIKKEI STYLE は2023年にリニューアルしました。これまでに公開したコンテンツのほとんどは日経電子版などで引き続きご覧いただけます。