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ファンが多い分福のほりごたつ席。天気がよい日にはビニールカーテンを開け放つため、ここでも「外飲み」ができる

「三鷹中央通り商店会は、もともと夏まつりや阿波踊りなど、集客イベントを非常に熱心に行っている組合で、お店も助かっているんです。その商店会からお話があってこの取り組みに参加しました」と分福の店主・笹木亮太さんは話す。

テラス席のためのテーブル、椅子などの購入には、東京都中小企業振興公社による対象経費の3分の2(上限10万円)の補助もあった。各種書類は商店会が用意し市への提出を取りまとめてくれたという。「メニューは店内と同じですし、気候がよいときはとても気持ちがいいので、お客様に喜んでいただけています」と笹木さん。

もともと笹木さんは、テラス席のような「外飲み」が好きだという。そのため同店には、店頭に「テラスこたつ席」もある。壁の代わりにビニールカーテンで周囲を囲ったほりごたつの席で、天気がよい日にはカーテンを開放、心地よい外気の中でひと時を過ごせる。珍しい形式の席のためここに座りたいと希望する客が多い、店の一つの「名物」でもある席だ。

野菜などを豚バラ肉で巻いた豪快な肉巻き串

コロナの影響から同店ではメニューの変更も余儀なくされた。経費節約のため笹木さん一人で店を切り盛りすることにしたからだ。対応できるようメニューを整理する中、鶏や豚、牛の串焼きはあきらめたが、手がかかっても同店名物の肉巻き串焼きは残した。野菜を中心とした具材を豚バラ肉で巻き炭火で焼いた串料理だ。1本300円(税込み)が中心で、アスパラガス、レンコン、ナスなど約20種の具材から選べる。テラス席に座った女性客も数種の串をオーダー、早速舌鼓を打っていた。

一方、10月3日には「三鷹テラストリート」に新しい仲間が加わった。三鷹台駅の駅前にある「TEPPAN YATAI subLime(てっぱん やたい サブライム)」がテラス席を設置したのだ。きっかけは、同店が所属する三鷹台商店会の回覧板で、「三鷹テラストリート」の取り組みや、備品購入のための補助金が出ることを知らせる内容を見たこと。

三鷹台駅前の「TEPPAN YATAI subLime」のテラス席

「コロナ対策として、店内は30席を22席に減らし営業しています。テラス席を出せるなら取り入れたいと思った」と店長の七崎嵩文さんは話す。単店での申請となったため、自ら市役所に電話をしたところ、担当者が店に書類を持参し書き方も教えてくれたため、「ほとんど手間なく申請できた」と喜ぶ。同店ではテラスデッキを設け、その上にミニソファ風の折り畳み椅子などを置く。リゾート感覚のおしゃれな空間だ。

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